暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十二話 夜明けの密会と平穏な放課後
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 プレシアを起こし、朝食の食器などを準備をしていると降りてくるプレシア。

 ちなみにフェイトのお弁当はリンディさんとプレシアが基本的に交互に作っているので、フェイトのお弁当を作る日は俺と共に朝食の準備とお弁当の準備をしている。

 朝のんびりしているようだが、夜のうちに下拵えや準備をしっかりして、お弁当のメニューの材料も俺に渡す辺り、しっかり考えている。

「それじゃ、いってくるわね」
「ああ、いってらっしゃい」

 アリシアの墓前で手を合わせ、転送ポートのがあるハラオウン家の部屋に向かうプレシア。
 勿論、プレシアは合鍵を持っている。
 プレシアが弁当担当の時は少し早めに出て、ハラオウン家で直接フェイトに手渡している。

 そして、俺も

「いってきます」

 朝食の食器を片づけ、誰もいない家に挨拶をして、学校に向かう。

 先週、転校したフェイトはというと結構あっさりとクラスに馴染んでいる。

 なのはやアリサ、すずかという友人の存在もあるのだろうが、体育でのドッヂボールでのスーパープレイ以降は男子達には可愛くて、運動神経が良いという事でサッカーなどの誘いもあるようだ。

 学校が終わり、バイトがあれば翠屋か月村邸に、なければなのは達に付き合って行動を共にして、夜の鍛錬、そして夕飯を食べて、魔術鍛錬、就寝。

 これが俺の最近の日常である。

 そして騒動が起きたのはそんな日常のある日である。




side なのは

 授業終了のチャイムがなって、今日も一日学校で授業が終わりました。

「ふはぁ〜、ふぁ眠かった〜」

 瞼をこすって、伸びをするアリサちゃんを見てすずかちゃんがにっこりと笑った。

「アリサちゃん、ちょっとウトウトしてたね」
「だって退屈なんだもん。私の席窓際だから日差しがポカポカ温かいし」

 その様子にすずかちゃんと一緒に私も笑う。

「じゃあ、ありがとうな、フェイト!」
「うん、また明日ね」
「なんだよお前、また忘れものをして。
 フェイトに借りたのかぁ?」
「うせぇ〜なぁ、たまたまだよ、たまたま!」
「うっはは! じゃあな、フェイト、また明日」
「うん、バイバイ」

 クラスメートの男の子たちと話していたフェイトちゃんに私は近づいて声をかける。

「フェイトちゃん」
「あっ、なのは」

 帰る準備はしっかりできてるみたいで鞄を持つフェイトちゃん。
 そんな私達を見て

「さぁ! 速く帰って昨日の映画の続きを見るわよ!」

 さっきまでウトウトしてたアリサちゃんが元気に立ち上がる。

「士郎! 今日も確かすずかの家だったわね」
「……そうだが、なんで把握している」
「そりゃ、あんたの動きを把
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