ショッカー、栄光の日 本郷猛、最後の日!!
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男は仮面ライダー2号こと一文字隼人だ。
一文字はバイクを停め、さっそうと飛び降りた。
「ショッカー!また何の罪の無い人々を手にかけたな!!許さんぞ!!」
一文字の叫び声に7のみならずショッカーライダー全員が彼の方を向いた。
「は、やっと来たか。待ちかねたぞ…裏切り者の旧型ァ!!」
彼らが左手を右斜めに掲げて変身ポーズをとるとベルトの歯車が物凄いスピードで回転した。
ギゥゥィィィィィン!!!!
「「変身ッ!!」」
男達がショッカーライダーに変身すると一文字は狼狽する。自分とまるで同じ姿の怪人が7人も目の前にいるからだ。
「なッ!!まさかッ!お前達はッ!」
「そうさ!俺達はお前ら裏切り者のあるべき姿、ショッカーライダーだ!そして今日こそ貴様らを倒して我々が本物のライダーとなるのだ!……だがその前に!」
ショッカーライダーは片手を上げて援軍を呼ぶ。
「行けぇ!!戦闘員軍団ッ!!」
「イーッ!」
「ギーッ!」
一文字の周囲をショッカーとゲルダム団の戦闘員がグルリと取り囲む。
「絶対にライダーに変身の隙を与えるなッ!」
しかし、彼らは所詮、簡易改造人間。
裏切り者とはいえ、上級改造人間である一文字に勝てる筈がなかった。
あるショッカー戦闘員は一文字の顔面にパンチをしようと拳を振るうも逆に彼の手刀を食らって死亡した。
あるゲルダム団戦闘員は剣で一文字の胴体を切り裂こうと構えた途端、剣を奪われ、蹴り飛ばされて死亡する。
それでも彼らは戦った。
何故か。首領の、偉大なる組織の命令というのもあるが彼らが誰よりもショッカーの掲げる正義を信じていたからだ。
それを洗脳と呼ぶのは容易いが、それでも彼らの組織に対する忠誠心は本物であり、その為なら死すら厭わない。
1人のショッカー戦闘員がククリナイフを腰に構えて一文字に刺突する。
しかし一文字はその戦闘員に肘打ちを食らわせると遥か遠くに投げ飛ばす。
その戦闘員だけはダメージが少なく、泡となって消えることはなかった。しかし当たりどころが悪かったせいで誰に気づかれることなく、グテっと気絶してしまった。
「……チッ、戦闘員軍団は全滅か…なら、俺が相手だ!!」
黄色のマフラーをしたショッカーライダー1は一文字隼人に掴みかかり、宙高くに投げ飛ばす。
しかし一文字は逆にその窮地を利用した。
「ライダァァァ!!変身ッ!」
一文字は空中で叫ぶと宙帰りをしながら仮面ライダー2号に変身したのである。
「クソッ!変身してしまったか!!」
「構わん!!多勢に無勢だッ!」
「本郷が来
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