ターン34 退路なきエンターテイメント
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たち、その雄姿をお迎えくださると幸いです。ライトPゾーンにスケール3、路傍に佇む要石。魔界劇団−エキストラをセッティングし、対となるレフトPゾーンにはスケール2。数字を操る凄腕の新人、魔界劇団−ワイルド・ホープをセッティング!」
ペンデュラムカード2枚の発動により舞台の両端に光の柱が立ち上り、その中にそれぞれ魔界劇団たちの姿が浮かび上がる。与えられたスケールは3と2とペンデュラム召喚には不向きだが、無論そんなことは問題とはならない。
「『そして取り出しましたるはライトPゾーンよりエキストラ、そのペンデュラム効果を発動!相手フィールドにモンスターが存在するとき、このカードをモンスターゾーンに特殊召喚いたします』」
魔界劇団−エキストラ 攻100
舞台の右端に立ち上った光の柱がすぐに消え、その中央に浮かんでいた円盤状の物体とそこから顔を出す三つ子のようにそっくりな3人のエキストラたちがふわふわと降りてくる。その円盤を空中でキャッチしたのが、いつの間にやら飛び出していたやせっぽっちの団員だ。
「『次いで通常召喚、舞台駆けまわる若きショーマン。魔界劇団−サッシー・ルーキーです!』」
魔界劇団−サッシー・ルーキー 攻1700
「ペンデュラムモンスターが、2体……!」
「『おっと、さすがはデュエルポリス。ここまでくれば、私の狙いもお見通しですね。それでは今こそ呼びましょう、今宵の舞台を彩るゲスト。私はエキストラとサッシー・ルーキー、このペンデュラムモンスター2体を左下、そして右下のリンクマーカーにセットし、リンク召喚を行います!振り子とふいごの錬金術師、ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムです!』」
ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム 攻1800
バイクの車体を羽根のようにして背面に広げ、両手に赤熱の刃を伸ばす2丁の拳銃を握りしめたライダースーツの女性。普段の鳥居はあまり使わないカードだが、今度ばかりは彼も戦力の出し惜しみをするつもりはない。
そのタイヤが自動的に回転を始め、産み出されるエネルギーがエレクトラムの体を赤く染める。
「『エレクトラムの効果を発動いたします。彼女が一声呼びかければ、デッキの振り子に魂が宿る。錬金の力に導かれたペンデュラムカード1枚を、デッキという名の舞台裏からエクストラデッキという名の舞台袖へと引き寄せるのです。私の選ぶ演者はこちら、我らが誇る世界の歌姫!魔界劇団−メロー・マドンナでございます。そして、そのまま続けて第2の効果を発動!私のフィールドで表側となっているカード1枚を破壊することで、エクストラデッキからペンデュラムモンスター1体を手札に加えます。レフトPゾーンのワイルド・ホープを錬金し、手札に還るは我らが歌姫』」
左側の柱も砕け散り
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