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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十話 密会と引っ越し
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アム
現在、私の作戦は成功と失敗の瀬戸際にある。
私の故郷である世界。
第97管理外世界
その極東の島国の日本、その海鳴という街で現れた高い魔力資質をもつ少女、高町なのは
私の目的でもある一人の少女、八神はやて。
そして、海鳴を管理する未知の技術を持つ魔術師、衛宮士郎。
なぜこの三人があの海鳴の地に集まってしまったのか。
もし衛宮士郎がいなければ、高町なのはが守護騎士に襲われたとしてもここまで心配する事もなかっただろう。
だが現実は高町なのは、八神はやて、この二人を繋げる存在、衛宮士郎がいることで守護騎士たちの存在、闇の書の主の存在がリンディたちに知られることになればこの作戦は破綻する。
「ただいま」
「遅くなりました」
「おかえり。
どうだ?
動きのほうは」
部屋に戻って来たロッテとアリアに状況を確認する。
「今のところは大丈夫。
クロすけ達は今回の事件の調査と明日の引越し手続きをやってる」
「武装局員にも動きはなく、海鳴周囲から確認した限り結界や戦闘の動きもありません。」
「そうか」
ロッテとアリアの報告に安堵の息が漏れる。
昨晩の高町なのはが襲われた件で魔術師襲撃事件が闇の書にかかわりがあるという事が、管理局と衛宮士郎に知られたのだ。
衛宮士郎が八神はやてと守護騎士たちを知っているのだから、管理局にも話が来ると覚悟していたが、今のところは大丈夫のようだ。
衛宮士郎の実力は計り知れないが、クロノ達の報告によるとかなり高いとのこと。
もしも彼が守護騎士達と戦えば結界なり反応があるはずだ。
「最低一週間はクロノ達の動きと海鳴の監視を強化してくれ。
これを切り抜けられれば、衛宮が守護騎士たちに協力すれば作戦は順調に進む」
そう。
闇の書が完成するまで八神はやての存在と居場所が管理局に伝わらなければ私の作戦は成功する。
「頼んだぞ」
「「はい(うん)。父様」」
事がうまく運ぶことを願いながら、部屋を後にする二人を見送った。
side 士郎
日が昇る前に起きて動き始める。
今日は大きなイベントでもあるフェイト達の引っ越しなのだ。
特に我が家にはプレシアが共に生活するようになるのだから。
元々プレシアとフェイト、アルフが住む事になっても大丈夫なようにベットや部屋の家具などは最低限は揃えている。
まあ、食器などは少し買い足す必要もあるだろうが。
「さて、そろそろ行くか」
いつもの朝の鍛錬をこなし、朝食を摂り、洗濯物と布団を干し、着替えて出かける。
俺が辿りついたのは海鳴のとあるマンションの部屋。
「おはよう、クロノ」
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