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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十九話 二人の母
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side 士郎
デバイスルームに入ると難しい顔をしてデータと睨みあうプレシアとユーノ。
そして後ろからその様子を見ていたアルフがいた。
「アルフ、怪我は大丈夫なのか?」
「ああ、私はね。
ていうかなのはとフェイトのとこ行かなくてよかったのかい?」
「なのはのとこにはフェイトが行っているはずだ。
それにレイジングハート達も気になったし、俺が見せたゲイ・ボルクの管理局の反応も知りたくてな」
俺のそんな言葉にどこか不満そうな表情を浮かべるアルフとユーノ。
まあ、怪我をした二人の事よりもゲイ・ボルク使用に伴う管理局の反応を気にしたらそうなるだろう。
「プレシア、どうだ?」
「結構派手にやられたわね。
レイジングハートは当然として、バルディッシュの方もコアにまでダメージがあるわね。
ここまで酷いと自動修復で基礎構造を修復させたら部品交換も必要になるでしょうね。
交換パーツに関してはリンディ提督が用意してくれるでしょうけど」
部品交換が必要なほどとは、ジュエルシードの時も破損している時があったがアレよりもダメージはでかいという事か。
「管理局の方はまだ動きがないわね。
もっとも、海鳴が関わった以上担当はリンディ提督達がなるでしょうし、緊急を要するデータは今回なのはちゃんを襲った相手のデータであって、貴方のデータじゃないわ」
「そうか。
まあ、どちらにしろリンディさん達なら信用できるからな」
そんな事をプレシアと話していると扉が開き
「フェイト、なのは」
クロノに連れられたフェイトとなのはがやってきた。
「士郎君、ユーノ君、アルフさん」
久しぶりのなのはとの出会いに言葉はなくただ見つ頷きあう。
「ユーノ、状態は?」
「プレシアにも見てもらってるけど、あまりよくない」
クロノとユーノ、プレシアがデバイスの状況を話しあい、なのはとフェイトは傷ついた相棒を見つめる。
「そういえばさ、あの連中の魔法ってなんか変じゃなかった?」
そんな中でアルフがそんな質問をした。
シグナム達と手合わせは鍛錬でした事があるが実戦はないので、魔法に関してはほとんど知らないので個人的にも興味がある。
「たぶんアレはベルカ式だ」
「ベルカ式?」
「その昔、ミッド式と魔法勢力を二分した魔法体系だよ」
「広域攻撃や遠距離戦闘をある程度度外視して対人戦闘に特化した魔法体系。
優れた使い手は騎士と呼ばれるわ」
ベルカ式に騎士か。
シグナムがベルカの騎士と言っていたのも頷ける。
「最大の特徴はカートリッジシステムと呼ばれる武装。
儀式で圧縮した魔力の弾丸をデバイスに組み込んで瞬間的に爆発的な破壊力を得る。
危険で物
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