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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十九話 二人の母
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「基本的にあの世界の人間のほとんどは魔力を持たないが、稀にいるのだよ。
私や君のように高い魔力資質を持つ者が。
それに今回衛宮君という魔法とは別の魔術という技術を持つ者も現れた。
ここ最近、管理局の中ではあの世界は管理外世界のでありながら注目度が高い世界になっているぐらいだ」
笑いながらグレアム提督は話すが、高い魔力資質を持つ者が僅かながらでもいると言うのが驚きである。
この調子だと他にいてもおかしくはない。
そういえば俺が本局に初めて来たときにも
「祖先に第97管理外世界の出身者の者もおり、意外と地球の文化が入ってきているのよ」
とリンディさんが言っていた。
その時はそれほど深く考えなかったが、本当に魔術師が過去又は現在、存在する可能性が高いと考えた方がいいのかもしれない。
そして程なくしてフェイトとなのはの面接は終わり、二人は一足先に部屋を後にする。
それからグレアム提督と俺で魔術について言葉をかわす。
といってもそれほどかわす言葉はそれほど多くない。
互いに改めて自己紹介をし、俺の投影について、そして投影に関する情報の秘匿など協力をしてもらえる事を改めて確認したぐらいだ。
俺とクロノも部屋を後にする。
その時
「提督、もうお聞きおよびかもしれませんが、先ほど自分達がロストロギア『闇の書』捜索、捜査担当に決定しました」
今、クロノはなんと言った?
闇の書がロストロギア?
クロノとグレアム提督が何か言葉をかわす光景を目にしながらも、驚きを顔に出さないように思考する。
ロストロギアと言う事は、ジュエルシードと同等の危険物だと?
確かに戦闘可能な守護騎士を宿しているとはいえ、ジュエルシードのように世界を滅ぼすモノとは思えない。
だがはやてが望んでいなかっただけならば?
現に今、闇の書の守護騎士達であるシグナム達は魔力を集めている。
その魔力を使って何をするというのか……。
「士郎?」
「ん? ああ、すまない。
少し考え事をしていた」
「あと衛宮君。君に渡す物がある。
時空管理局、ミッドの児童保護局からだ」
書類のようだが、また余計なコトが書かれてそうだ。
内心ため息をつきながら受け取った。
そしてリンディさんの部屋に集まった俺となのは、ユーノ、クロノ、エイミィさん、部屋の主であるリンディさん、そしてテスタロッサ一家。
椅子に座り、テーブル越しにそれぞれが向かい合う。
「さて、今回のなのはさんが襲われた事件ですが、なのはさんと士郎君の世界、第97管理外世界から個人転送でいける範囲に限定されています。
事件担当は私達アースラスタッフですが、問題点があります」
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