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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十八話 赤き流星 ★
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後の蒐集の計画を修正していった。
side なのは
眠りの中からゆっくりと目を覚ます。
見覚えのない部屋。
「気がついた?」
「は、はい」
「そう、ちょっと待ってね」
目を覚ました私に笑みを向けて、どこかに連絡を取るお姉さん。
白衣に帽子、デザインは少し違うけど看護婦さん?
連絡を取り終わったお姉さんに
「あの、ここは」
「時空管理局本局の医療施設よ」
本局の医療施設?
そうか。私
赤い服を着た子に襲われて、フェイトちゃんに助けてもらって、そして気が付いたら胸から……
自分の中から何かが引き摺りだされていくような、あの嫌悪感を思い出す。
そして幻覚だったのかな?
赤い閃光と共に現れた大好きな人。
今夜の事を思い出す。
そんな時
「こんにちは。高町なのはさん。
なぜここにいるのか、わからないと思うから簡単に説明してもいいかな?」
部屋に入ってきた白衣を着たおじさんの言葉に頷く。
おじさん曰く、管理外世界で何者かに襲われて魔力の源であるリンカーコアが小さくなりここに運ばれたとのこと。
そして、リンカーコアの調子を機械の光を当てて見てもらう。
「さすが若いね。もうリンカーコアの回復が始まっている。
ただしばらくは魔法がほとんど使えないから気をつけるんだよ」
「はい。ありがとうございます」
それと同時にドアが開く。
そこに立っていたのはクロノ君ともう一人。
ずっと会いたかった大切なお友達、フェイトちゃん。
クロノ君と白衣のおじさんは別の用があるようで部屋を出ていってしまう。
部屋に残される私とフェイトちゃん。
ずっと会いたかったのに、こんな病室での再会で何を話せばいいのか分からなくなってしまう。
だけど
「ご、ごめんね。
せっかくの再会がこんなで、怪我大丈夫?」
このままフェイトちゃんが悲しい顔をし続けるのは見たくなかったから何でもいいから話し始める。
「こんなの全然。
それよりなのはが」
「私も全然平気。
フェイトちゃんのおかげだよ」
私は大丈夫と言うけどフェイトちゃんの顔が晴れなくて、立ち上がろうとすると体に思い通り力が入らなくてふらつく。
「なのは!」
「ごめん。まだちょっとだけフラフラ」
支えてくれたフェイトちゃんに受け止めてもらってじっと見つめ合う。
何を話していいか、わかんなくなっちゃったけどこれだけはちゃんと伝えないと
「助けてくれてありがとう、フェイトちゃん。
それからまた会えてすごくうれしいよ」
「うん。私もなのはに会えてうれしい」
静かにフェイト
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