第四百二十八話 最初の攻勢その十三
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「君達の全力の戦いを見たいのだよ」
「そういうことですか、それなら」
サラシャが応えた。
「私達もです」
「見せてくれるな」
「そうさせてもらいます」
こう返した。
「必ず」
「その意気だ、ではだ」
「それならですか」
「四十日後にまた会おう」
その時にというのだ。
「ではな」
「これで、ですか」
「私は去らせてもらう」
こう言い残してだった。
実際にスサノオは姿を消した、これでこの時の戦いは終わり仮面ライダー部の面々も変身を解いた。そうしてだった。
如月はすぐに仲間達に言った。
「じゃあ四十日後だ」
「その時にですね」
「森でな」
クーファに明るく返した。
「決戦がはじまるからな」
「その決戦に備えてですね」
「やることをたっていこうな」
明るい声のまま言った。
「そうしような」
「それでは」
「今から他の世界の仲間達を呼ぶ」
朔田はこう言ってだった。
自分の携帯を出して仲間達にメールを送った、それが終わってからクーファ達に対してあらためて言った。
「すぐに皆来てくれる」
「わかりました」
「それまで待っていてくれ」
「あの、何か」
ネルヴァは朔田が出したその携帯を見て言った。
「その携帯電話というものですが」
「便利か」
「ええ、前から思っていましたけれど」
「実際にだな」
「そうして他の世界の皆様もお呼び出来るとは」
このことがというのだ。
「恐ろしく便利ですわね」
「否定しない、実際にかなり助かっている」
「その携帯電話というものに」
「そうだ、だからな」
それでというのだ。
「今も呼ぶことに使った」
「そうですか」
「そうだ、それでだが」
朔田はあらためて話した。
「他の世界の皆が来たらな」
「その時は、ですね」
「顔合わせをしてな」
今度はエリーゼに話した。
「一緒に訓練もする」
「そちらもですか」
「してだ」
そしてというのだ。
「お互いに強くなって連携も出来る様になってだ」
「そうしてですね」
「ゾディアーツそしてスサノオと戦う」
「今度こそ、ですね」
メリダが真剣な顔で言った。
「スサノオが来ますね」
「ああ、あいつが言ってた通りにな」
まさにとだ、如月はメリダのその言葉に答えた。
「だからな」
「それで、ですね」
「今度は前より激しい戦いになるからな」
「覚悟してですね」
「戦っていこうな」
「わかりました」
メリダは如月の言葉に素直に頷いた、そうしてだった。
他の世界の仲間達と会った、それは多くの戦士達にとって思わぬ出会いであった。
第四百二十八話 完
2020・6・15
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