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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十六話 新たなる戦い ★
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「士郎、その、証言、とか色々、ありがとうございました!」
「私からもお礼を言わせてもらうわ。ありがとう」
「士郎、ありがとね」
最終公判も無事に終わり、フェイト、プレシア、アルフからお礼を言われるのだがこそばゆい。
裁判の結果はフェイトとアルフに関しては三年間の保護観察という事実上の無罪。
プレシアも大幅な魔力の封印と時空管理局の技術開発部門にて技術提供による減刑で、幽閉などされる事もなく自由な生活が保障される事になった。
またテスタロッサ家のフェイト、プレシア、アルフの住居については、俺の要望が受理され、海鳴で生活する事も決まった。
もっとも海鳴と本局では行き来に不便があるので転送用のポートを設置する等の話があるがそれは別途話しあう予定だ。
今は
「クロノ、お疲れ様」
「ああ、無事一年以内に片がついて士郎が殴りこみに来る心配がなくなって一安心だ」
クロノ達と軽口を叩き合い、無事に裁判を終え、理想的な形になった事をそれぞれが喜んでいた。
「それじゃあ、アースラに戻ってなのはさんにも報告しましょうか」
「はい」
リンディさんの言葉にフェイトもしっかりと頷き、転送ポートに向かう。
転送ポートといってもアースラに一瞬で行けるわけではなく、途中いくつかの転送ポートを中継する必要がある。
リンディさんが言うには
「第97管理外世界はミッドから離れ過ぎてるから」
とのこと。
転送ポートに向かう俺達の背後から早足でこちらに向かってくる男性。
廊下の窓を鏡替わりに使い、顔を見ればよく知る人物。
そしてある程度近づいた時
「衛宮士郎君。
ちょっといいかな?」
背後の男性、クラウン中将に呼び止められた。
裁判の直後というのもあって全く気が付いていなかった面々は驚きながら振り返り、リンディさんとクロノはクラウン中将だとわかると姿勢を正す。
俺はゆっくりと振り返りクラウン中将と向かい合う。
「なんでしょう?
裁判も片付きましたし、これから海鳴に戻るところなのですが」
「最後に二人だけで少し話したいのだが時間を貰えるかな?」
「ここでは?」
「君に関する事だがここでいいのかな?」
俺に関する事……か。
十中八九魔術に関する事だろうな。
恐らくは海鳴に戻る前に、最後にもう一度考えてくれないかとかいう依頼だろう。
無論、断ってもいいのだが、本局内で中将という立場でいながら護衛も付き人もいないこの状況。
俺と二人っきりで話したいというのは本当なのだろう。
ならば最後に
「ご招待をお受けいたします」
招待を受けるのも悪くはないか。
「心遣いに感謝します。
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