第三幕その五
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ですから」
「それでだね」
「化けられて」
そしてというのです。
「どんな姿にもなれます」
「頭に木の葉を置いてね」
「どろんって化けますね」
「見ていて面白いよ」
「そうですよね」
「ちょっと行ってみましょう」
オズマが言ってきました。
「集落の方にね」
「それじゃあ」
「そう、そしてね」
それでというのです。
「これからね」
「集落の方に入ってですね」
「狐さん達とお話してみましょう」
「訪問されるんですね」
「そうしていきましょう」
こう言ってでした。
オズマは実際に皆と一緒に狐の集落に入りました、するとです。
狐達はすぐにでした、オズマ達を見ると笑顔で挨拶をしてきました。
「あっ、これはオズマ王女」
「いらしたんですか」
「また急ですね」
「どうしてこちらに」
「ええ、この近くの笹の葉がもうすぐ枯れそうだから」
それでとです、オズマは微笑んで答えました。
「戻しに来たの」
「ああ、あそこですね」
「お花が咲いていますね」
「若しあのまま放っておきますと」
「笹が枯れますね」
「そうなればパンダさん達が困るから」
それでというのです。
「あちらに寄るの。あと関羽さんとお会いしてカドリングの中華街にもね」
「行かれますか」
「そうされますか」
「それからも」
「その予定なの」
こう狐達にお話しました。
「これからはね」
「左様ですか」
「それではですね」
「その途中にですね」
「来られたんですね」
「そうなの、邪魔だったかしら」
オズマは皆に尋ねました。
「こちらに来て」
「いえいえ、とんでもない」
「折角来てくれたんですから」
「それならです」
「是非です」
「楽しんで下さい」
「それじゃあね」
オズマは皆に笑顔で応えました、そしてです。
狐達は皆を招待してそうしてでした。
村の真ん中の広場に席にテーブルを出してパーティーをはじめました、そこで。
色々なご馳走を出します、そのご馳走は何かといいますと。
中華料理でした、豚肉に魚介類、お野菜をふんだんに使った色々な種類の中華料理があります。その中で。
オジョは家鴨料理を見てこう言いました。
「これは確か」
「北京ダッグだよ」
狐の中でも一番歳を取っている感じの人が言ってきました。
「そのお料理だよ」
「それも出してくれるんだ」
「わし等は鶏の系列の料理が好きだが」
その中でもというのです。
「家鴨料理はとりわけでね」
「それで、なんだ」
「このお料理も出したんだ」
北京ダッグもというのです。
「勿論お肉の方もね」
「確かスープにするんだよね」
「それも出しているよ」
「あっ、確かに」
見れば湯、中国のスープもあり
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ