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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十七話 戦う想い ★
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私が皆を助けなきゃ」
これ以上皆を傷つけさせないために、大切な人たちを守るために
「Master, Shooting Mode, acceleration.」
「レイジングハート?」
そんな私の思いに応えるようにレイジングハートが翼を広げる。
「Let's shoot it, Starlight Breaker.(撃ってください。スターライトブレーカーを)」
でも
「無理だよ。そんな状態じゃ」
「I can be shot.(撃てます)」
「あんな負担がかかる魔法、レイジングハートが壊れちゃうよ」
ユーノ君から貰って、初めて魔法と出会ってからずっと一緒に戦って、空を飛んで来た私の大切なパートナー。
そんなレイジングハートが壊れるところなんて見たくない。
「I believe master.(私はあなたを信じてます)
Trust me, my master.(だから私を信じて下さい)」
そんな自分が壊れるかもしれないのに私を信じるといってくれるレイジングハート
こんなレイジングハートの思いに応えないなんて事は絶対に出来ない。
「レイジングハートが私を信じてくれるなら
私も信じるよ」
信じてないはずがない。
私の大切なパートナーをしっかりと空に構える。
描かれる私の魔法陣。
それと共に消えるユーノ君が紡いでくれた結界がかき消える。
(フェイトちゃん、ユーノ君、アルフさん、私が結界を壊すからタイミングを合わせて転送を)
(なのは?)
(なのは、大丈夫なのかい?)
(大丈夫。スターライトブレイカーで撃ち抜くから!)
そう、私達なら出来るよね。
「レイジングハート、カウントを!」
「All right. Count nine, eight,」
レイジングハートのカウントに合わせ集まる魔力
「seven, six, five,」
その魔力に赤い子達が私に気がつくけどフェイトちゃん達が時間を稼いでくれてる。
「four, three, th…ree」
そんな中、レイジングハートの声がかすれ、カウントが止まる。
レイジングハートがこのまま壊れてしまいそうで
「レイジングハート、大丈夫?」
「No problem.(大丈夫です)
Count three, two,」
再び始まったカウントにレイジングハートを振りあげる。
「one」
そしてレイジングハートを振りおろそうと踏み込もうとして
「っ……あ」
体に奔った衝撃に呼吸すらままならなくなる。
自分の身体を見れば、胸から突き出る手。
「なのは!!」
フェイトちゃ
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