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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十七話 戦う想い ★
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準備をお願いします。
アースラに着き次第、結界を力づくで破ります」
入る事が出来ないのなら力づくで入口を作るだけだ。
「……わかりました。
準備をしておきます。
ですがいいのですか?」
リンディさんの表情が提督の顔からプライベートの時の表情に戻る。
ここでのいいのか、という問いかけは結界を破壊してもらってもいいのかという意味ではない。
管理局の目の前で俺の魔術の力の一端を見せていもいいのかという意味だ。
どのように結界を破ったのか記録できませんでしたという言い訳は今回は出来ない。
「構いません。
彼女達を守るためならば」
「転送ポート準備できました」
「わかりました。
では提督、準備の程をよろしくお願い致します」
通信を切り、転送ポートに向かう。
いまだ行く先は見えずとも彼女達を守りたい。
その気持ちに間違いなんてないんだから
side フェイト
シグナムという女性。
こうして戦うと改めて強さがわかる。
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打ちあう度にバルディッシュは傷つき、フォトンランサーは身に纏った魔力にかき消された。
転送の準備のためにユーノとアルフに協力させたくても、シグナムと一対一で墜とされないように、アルフ達の方に行かせないようにするだけで精一杯。
そして再び
「レヴァンティン、叩き斬れ!!」
「Jawohl.」
シグナムの一撃に先ほどよりはうまく防いだものの、再びビルに叩きつけられる。
叩きつけられた私を見据えながら、シグナムが剣に弾丸を放り込む。
あれだ。
あの弾丸で一時的に魔力を高めてるんだ。
「終わりか? ならばじっとしていろ。
抵抗をしなければ命までは取らん」
「誰が!」
バリアジャケットがあるとはいえ、全身至る所に痛みがある上にあの弾丸を使用した魔法に対する対処法も思いつかない。
それでも立ち上がり、再び飛び上がりシグナムと向かい合う。
「いい気迫だ。
私はベルカの騎士、ヴォルケンリッターが将シグナム。
そして、我が剣レヴァンティン
お前の名は?」
「ミッドチルダの魔導師、時空管理局嘱託、フェイト・テスタロッサ
この子はバルディッシュ」
「テスタロッサ、それにバルディッシュか」
どう戦えばシグナムに勝てるのかわからない。
それでもなのはを助けたい。
私を助けてくれたから、それだけじゃなくて大切な友達だから。
絶対に譲れない。
side なのは
私が見上げる空でユーノ君が、アルフさんが、フェイトちゃんが傷つきながら戦ってる。
「助けなきゃ。
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