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ドリトル先生と牛女
第三幕その五

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「予言と関係があることはね」
「事実だね」
「そうだと思うよ」
 こう王子にお話しました。
「僕はね」
「そうなんだね」
「まあ僕はね」 
 先生は少し考えるお顔になって言いました。
「予言は好きじゃないところがあるんだ」
「そうなんだね」
「悪い予言なら避けていい予言ならそうなる様にする」
「それはいいんだね」
「けれど予言に縛られて」
 そうしてというのです。
「怖がったり惑わされることはね」
「駄目なんだね」
「そう思うからね」
 だからだというのです。
「予言についてはね」
「好きじゃないとことがだね」
「あるんだ」
 そうだというのです。
「僕はね」
「そうなんだね」
「日本には予言の漫画もあるね」
「あるね、ノストラダムスとか」
「ああした漫画、本であるけれど」
「日本で物凄く売れたね」
 予言の本がです。
「予言の本も」
「人類が滅亡するとかね」
「そうした話に惑わされてね」
「それでだね」
「怖がったりするだけなら」
「予言はよくないんだね」
「そのノストラダムスの漫画ではそれこそ箸が転がっても人類滅亡だったけれど」
 その様に言っていたけれどというのです。
「人類は今も存在しているね」
「確か一九九九年?」
「七月にだったね」
「人類は滅亡する」
「そうした予言だったね」
「けれど今も存在しているし」
 人類はとです、先生は動物の皆にもお話します。
「そもそも宇宙人とか地震とか戦争とかね」
「色々あったね、滅亡の理由」
「一体どれで滅亡するかわからない位に」
「もう数えきれないだけ言ってたけれど」
「果たしてどれで人類滅亡するのか」
「あと三百人委員会とかあったかしら」
「ああしたお話はギャグと思って」
 そうしてというのです。
「読んでいかないとね」
「駄目なんだ」
「そうしていかないと」
「そうなのね」
「予言はあくまで道しるべだよ」
 それだというのです。
「事前に何があるかを知ったら」
「いいことならそうなる様にして」
「悪いことならならない様にする」
「それが避けられないと考えず」
「そうしてだね」
「やっていくものでね」
 それでというのです。
「だからだよ」
「予言に惑わされない」
「心を囚われない」
「そのことが大事なんだ」
「予言については」
「そうだよ、地震が起こるなら」
 それならというのです。
「被害をね」
「最低限にする」
「それが大事だね」
「避難をしたりして」
「そうするべきなのね」
「だからね」
 それでというのです。
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