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氷の龍は世界最強
ステータス
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んな奴はそうそういない」
 つまり、俺の潜在能力は未知数というわけか。
 レベルが不明なのはそういうことだろう。
「次に『天職』ってのがあるだろう? それは言うなれば『才能』だ。末尾にある『技能』と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は1000人に1人、ものによっちゃあ10000人に1人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが・・・・・・100人に1人はいるな。10人に1人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」
 話を聞いても俺の天職の意味合いが分からない。
 俺の才能はいったい何なんだ?
 もしかして、あの夢と関係しているのか?
「後は・・・・・・各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」
 そう言うとあのバカが颯爽として前に出た。
 まあ、どうせ、彼奴が勇者なんだろうな。
 だって、メルド団長が元気そうに褒めていたからだ。
 そうこうしているうちに俺の出番だと言わんばかりに視線が集まっている。
 俺は渋々、溜息をつきながらメルド団長にプレートを見せた。
――――――――――――――――――――――
氷川蒼汰
年齢:17歳
性別:男
レベル:?
天職:死神
筋力:200
体力:200
耐性:120
敏捷:110
■■:?
■耐:150
技能:■■(剣術)・瞬間移動・■■刀『■■■』・■■操作・縮地・豪腕・全属性適性・全属性耐性・精神耐性・状態異常耐性・言語理解
――――――――――――――――――――――
「ほぉ、勇者も凄かったがお前も凄いな。全ての項目が勇者を越している。技能も結構ある・・・・・・が、隠蔽されている上にレベルが不明なのはどうしてだ?」
「知りませんよ」
 俺はそう言い返すしかない。
 だが、周りはヒソヒソと話し始める。
 どうせ、「天才は違う」とか「氷川は超人だ」とか言っているんだろう。
 やはり、天才は孤独をうむものだな。

 最後に残ったのが南雲と愛子先生だ。
 南雲に関しては錬成師とぞんざいに扱われている。
 現に檜山たちがゲラゲラと弄っている。
 全く、それが白崎への評価を下げていることが分からないのかね?
 これだから、バカは嫌いだ。
 なので、俺が檜山たちから南雲のプレートを奪い取り、南雲に返した。
「あ、ありがとう・・・・・・」
 南雲は急な行動に目を丸くして、なんとか言葉を絞り出したようにお礼を言う。
「おい? 氷川なんのつもりだテメェ?」
「お前ら
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