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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
正・義・英・霊
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は逃れられない。

輝ける槍(ミニアド)』ォッ!!!」

アルトリアの持つ宝具の1つである『風王結界(インビジブルエア)』から繰り出される技、『風王鉄槌(ストライクエア)』。
彼女の宝具、『最果てにて輝く槍(ロンゴミニアド)』はそれを聖槍により極大強化し撃ち出すもの。
漆黒の風はあらゆるものを破壊する。
たかが輸送ヘリ一機ごときにくりだす宝具でもないかもしれないが、その分彼らは騎士王の怒りを買ったのだ。
くらえば当然、タダでは済まない。

「操縦不能!このままではヘリがもちません!!」
「もたせろ!貴重なデータと教祖様だけはなんとしても持ち帰るんだ!!」

今この輸送ヘリは、サーヴァントの宝具をくらっている。
機内は激しく揺さぶられ、ギシギシと今にも空中分解を起こしそうだ。
操縦を試みようとするも機体は全く言うことを聞かない。
なんとか教祖様こと正義を内部に収容し、オルタのデータや彼の実戦データを財団本部へと持ち帰りたい彼らであったが恐らく無理だろう。
強力な宝具をまともにくらい、平気なモノなど存在しないのだから。




「…。」



宝具を撃ち終え、晴れやかな空をオルタは見上げる。

「ふ…ふふ…。」

笑みがこぼれ、再び彼女はどこかへと歩き出した。
もう先程のことは記憶の彼方に追いやった。
覚えていても邪魔だからだ。

「何処にいるんだマスター。こんなに私が探しているというのに…。」

地面に刺さっている聖剣を引き抜き、かつての姿に戻る。

「分からないな…どこにいる…どこにいるマスター。必ず見つけ出して…私だけのモノにしてやるからな…ふ…ふふ…ふふふ…!」

彼女の求めるマスターとはなんなのか。一体誰なのか、
それは、誰も知る由もなかった。

?

『そう…そんなことが…。』

あれから
俺達は無事姫路町へと帰還。
ランサーオルタが真上へと放った宝具は街の人達からも見えたようで、警備隊達からは何があったのかしつこく聞かれた。
ただ「やべーのがいるけど、こちらが手を出しさえしなければ何もしないから平気だ」とだけは伝えた。

そして今はホテル最上階の事務所へと戻り、魔力の正体はアルトリアオルタであり、どうなったかの出来事を依頼主の真壁さんにテレビ電話で報告している。

「財団とか世界のこととかは興味ないって言ってましたね。んで、交渉決裂と言いますかぶっちゃけ対話不可能です。」
『なら仕方がないわね…私が依頼したのは調査であって、あくまで勧誘はついで。生きて帰ってこれたのと正体が分かっただけでも儲けものだわ。』

ボロボロになった武蔵の様子を見て、真壁さんはその時の状況を悟る。
良かったよホント、話の分かる人で。

『それじゃ
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