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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
正・義・英・霊
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かを振るう。
スレスレで正義はそれをかわし、バック転で距離をとって様子を伺う。
そして、その手に持っていたモノとは

「まーちゃん、あれって…!」
「間違いねぇ…ロンゴミニアドじゃねーか…!」

いくつもの赤い棘が突き出たような、邪悪な雰囲気を醸し出す漆黒の馬上槍。
ロンゴミニアド。
彼女はいつの間にか、それを得物としていた。

「…これは!」

さらに聖剣を手放し、聖槍へと持ち替えたことで彼女の身体に変化が起きる。

魔力は暴風として吹き荒れ、どす黒い風はオルタを包み込む。
霊衣が解け、肉体が変化し、また新たな甲冑を纏う。
そう、このオルタは

「クラスチェンジ…自分の力だけで霊基を変えた…!?」

セイバーから、ランサーへと変貌したのだ。
本来、クラスを変えるならばマスターのサポートと聖晶片による魔力が必要になる。
だが彼女はそういったものを必要とせず、自力で変えて見せたのだ。

「…。」

ただようおぞましい気配。
おっきーは俺の後ろに隠れ、さらに端末の魔力探知機はさっきから測定不能のアラームを鳴らし続けている。
まさか、ぶっちゃけこっちが本当の姿的な?

「最後の慈悲だ…消えろ。」

開かれた口から放たれる言葉は重く、冷たくのしかかるプレッシャー。
しかし目の前にいる正義は怖気付くこともなく、堂々と立ちはだかった。

「いやだね。僕は…悪魔の言うことを聞くほど落ちぶれちゃいないッ!!」
「そうか…ならば死ね。」

ロンゴミニアドが振るわれる。
たったの一振り、それだけだというのに暴風が巻き起こった。

「まずい…!!」

その魔力の嵐はすべてを飲み込み、なんであろうが微塵に切り刻む。
己のサーヴァントの危機を察知し、動かなかった大和がついに動いた。

「武蔵!!」

魔力が枯渇してしまったのだろうか、
さっきから動けず、その場で膝をつく武蔵の元へと大和は駆け寄った。

「大丈夫…まだ…」
「戦えるようには見えない。逃げるぞ。」
「え、ちょ…!?」

抱き抱えられる武蔵。
お姫様抱っこをされ、嬉しいやら恥ずかしいやら妙な表情をしていた。

「ま、待って大和くん!走れるから!ちゃんと走れますから下ろして!!」
「いやだ。それは師匠の命令でも今は聞けない。」

そうして、武蔵がロンゴミニアドの攻撃に巻き込まれる前に逃げる。

「なんだよアレ…俺達じゃ到底かなわねーじゃねーかよ…。」

たった一振り。それだけだ。
それだけで地表は抉られ、周囲のものは容赦なく塵になる。
あれが…アルトリア・オルタ。
対話なんて無理だ。あれは…人間が関わっちゃいけない危険なサーヴァントだったんだ。

「誠!刑部姫!」
「分かってる!逃げ
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