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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
正・義・英・霊
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「勘違いしないでもらいたいな、一誠君。もう僕は…今までの僕ではないんだ。」

分かってる。
明らかにおかしい。
普通の人間があの高さからパラシュートもなしに落下して無傷な訳あるか。

「代表のお慈悲により僕は特別な手術を施された。」

代表…。
またここでも財団絡みか。
てかよく見たらあのヘリ、堂々と葛城財団って書いてある。

「とある悪魔の概念を埋め込まれ、僕は生まれ変わったんだ。」

悪魔とは、恐らくサーヴァントのことだろう。
人を依代にしてその身にサーヴァントを宿す。それはまさに

「君達の言い方で言えば…"擬似サーヴァント"って言うのかな?ははっ、悪魔を倒すためにその身に悪魔を宿す。皮肉なものだろ?」

冗談交じりに正義はそう笑うと、視線をオルタに移した。

「さて、君がアルトリアオルタ…という悪魔だね?」
「いかにも。悪魔かどうかは知らぬがな。」
「いや、サーヴァントは悪魔だよ。君は代表がお呼びだ。財団本部まで…来てもらおうかッ!!」

次の瞬間、正義が消えた。
いや、消えたんじゃない。超高速で動いたのだ。

「っ!」

とっさにオルタは聖剣をかまえ、目にも止まらぬ早さで打ち出された正義の拳を受け止める。
だが、

「破ッ!!」

正義がそう叫ぶ。そうすると突如として爆発が起きた。

「…!?」

1度距離をとるため、離れるオルタ。
侮っていた。たかが人間だと。
だがそうでないと分かれば、容赦はしない。

「面白い…英霊の力を手に入れたとて所詮は人の身体…!どこまでやれるか試してやろう!!」
「やれる…これなら…勝てる!」

魔力を爆発させ、迫るオルタ。
それに対して正義は不敵な笑みを浮かべ、徒手空拳で戦いを挑む。

「これは…貴様ら悪魔に殺された…僕のクラスメイト達の分だァッ!!」

突き出された拳が、再び聖剣とぶつかり合う。

「悪魔では…僕には勝てない!!破ぁあッ!!」

拳を起点として爆発が起きる。
先程よりも派手な爆発。
それによってオルタは

「…!」

聖剣を、手放してしまった。

「…。」
「さぁ、観念しろ。武器なしではどうすることも出来ないだろう?」
「…。」

聖剣は宙へと投げ出され、くるくると回転し地面に突き刺さる。
距離は遠い。
走って取りに行こうとしても、その喉元に突き立てられた手刀が動くのが先だろう。
圧倒的劣勢。
先の戦闘で僅かながら消耗していたのかもしれない。
オルタは正義に、負ける。
だがそんな状況でも

「…。」
「な…何がおかしい!!」

オルタは笑っていた。

「愚かな…私に聖剣を"手放させた"な…!!」

彼女がいつの間にか手に持っていた何
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