最終章:無限の可能性
第263話「湧き続ける闘志」
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後、ルビアとサフィアの傍で攻撃と障壁がぶつかり合う火花が散るが、最早二人はその事を気にせずにいる。
「「ッッ!!」」
一方で、緋雪が“絶望の性質”の神に。
帝が“蹂躙の性質”の神に攻撃を仕掛ける。
「はっ!やぁっ!!」
「ぉおっ!!っ、らぁっ!!」
拳を打ち、蹴りを放つ。
一撃一撃を全力で放ち、攻め立てる。
だが、今回の敵は洗脳されておらず、尚且つ実力の高い神だ。
全ての攻撃を障壁で受け止められるか躱されて対処される。
「ッ、合わせて!」
「おうっ!」
攻撃を受け止めさせ、帝が追撃を叩き込む。
帝が相手していた神がフリーになるが、受け止められた反動を利用した緋雪が、即座にそちら側に魔力の斬撃と砲撃魔法を飛ばす。
「ぐぅっ……!!」
相手二人もそれに対処し、回避と障壁で攻撃が凌がれる。
直後、反撃が二人に迫るが、帝が挟み撃ちされるような形で請け負う。
両腕を左右に突き出し、何とか攻撃を受け止める。
「ッッ!!」
それを読んでいた緋雪が、“絶望の性質”の神の懐へ入る。
そして、渾身の一撃を放った。
「ぐ、ぁっ!?」
「今!!」
「ッ、っらぁっ!!」
障壁を破り、神を吹き飛ばす。
即座に帝も体勢を変え、回し蹴りでもう一人を飛び退かせた。
「“ツェアシュテールング”!!」
直後、緋雪は手をそれぞれの神に向けて“瞳”を握り潰す。
直接内部を攻撃する破壊の瞳すら理力で防がれるが、目晦ましにはなった。
「波ぁあああああっ!!」
「甘い!」
「がっ!?」
そこへ、帝が気による砲撃を放つ。
しかし、転移で躱され、頭上から攻撃を食らってしまう。
「ッ!」
「余所見していていいのか?」
「ぐっ……はぁあっ!!」
叩き落された帝を気にする間もなく、次は緋雪が狙われる。
もう一人の神からの理力の砲撃を砲撃魔法で相殺し、“蹂躙の性質”の神からの直接攻撃を腕を犠牲にして受け止める。
同時に、魔力を放出して間合いを離したが……
「無駄だ」
「っ……!?」
空を塗り潰すかの如き理力の鉄槌に、叩き落された。
「ぐっ……!」
すぐさま体勢を立て直し、地面に着地して転移で場所を変える。
その際、優輝達の方を見たが、ルビア達の護衛をしていて余裕はなさそうだった。
「(ううん、違う。私達だけでやれる……!)」
戦闘の流れとしては、相手の方が実力が上だと緋雪は確信していた。
だが、それでも倒せると、そう思考を断じた。
「だりゃぁあああああっ!!」
帝も同じ考えなのだろう。
叩き落されてから、復帰と同時に再び殴
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