第105話
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た天馬騎士達に関してですが、天馬騎士達は移送後、魔族部隊はザクセン鉄鉱山制圧後そのまま飛行による移動でルーレに向かい、スピナ間道から攻めている部隊に加わってもらいます。」
「…………なるほど。それぞれが持つ能力を最大限に生かした”策”ですね。」
「ええ。うふふ、戦後は是非部下の天使の人達共々メンフィルに所属して欲しいわね♪―――ちなみにレンとレンが保有する部隊に関しては状況に応じてレヴォリューションによる支援攻撃でルーレを攻めているクロスベル軍や灰獅子隊もそうだけど、黒竜関側からの援軍を食い止めているエフラムお兄様達メンフィル軍の支援をするって所かしら?」
ルシエルが口にする文句のない策にエルミナは納得した様子で呟き、エルミナの言葉に頷いた後小悪魔な笑みを浮かべたレンは気を取り直してルシエルに確認した。
「はい。そして最後に紅き翼への対処ですが…………リィン少将達と共にルーレに侵入した私達天使部隊がリィン少将達と共にルーレに侵入後、空から紅き翼のルーレへの侵入を待ち構え、紅き翼の侵入後私達が迎撃します。」
「え…………一ついいですか?何故、紅き翼の為にわざわざルシエルさん達天使部隊という貴重な飛行歩兵戦力が当たるのでしょうか?」
ルシエルがアリサ達を迎撃することに僅かに驚きの表情を浮かべて呆けた声を出したプリネはルシエルに質問した。
「理由は二つあります。一つは紅き翼のルーレ市街への侵入を発見し、対処に向かうには空からの監視が適切である事、そしてもう一つは今回の紅き翼の迎撃する戦力として、私達天使部隊が適切であるという事です。」
「?何でアリサ達を迎撃する戦力として、ルシエル達が適切なんだ?今回の作戦で手が空きやすい飛行戦力ならイングリット達もそうだが、ベアトリース達もいるが……」
プリネの質問に対するルシエルの説明を聞いて新たな疑問が出てきたリィンはルシエルに訊ねた。
「天馬騎士達だけですと、機甲兵に加えて騎神を二体も保有する紅き翼の対処はさすがに厳しいでしょうし、逆に魔族部隊の場合紅き翼が機甲兵や騎神まで戦力として利用してくると”本気”を出す事で”加減”するのを忘れて紅き翼側に犠牲者を出す可能性も考えられますから、紅き翼の対処に当たらせることはできません。」
「あ〜……現状、メンフィルもそうだけどギュランドロス様もガイウス達を殺す事もそうだけど捕らえて幽閉する事を禁ずる事はあたし達にも周知させているから、ある程度の加減は必要だろうね〜。」
「全く…………ギュランドロス様にも困ったものです……殺す事が無理なら、拘束して戦争終了までどこかに幽閉すればいいというのに……ヴァイスラント新生軍に対する義理にしても戦争終了まで生かした状態で安全な場所に幽閉する事で十分でしょう
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