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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
騎士王と剣豪と崩壊世界の夜明けを告げる者
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2人の勝負に視線を戻せば、さっきと変わらない状況の2人。
いや、このままではジリ貧で負ける。
魔力がほぼ無尽蔵、しかもまだ本気を出していないオルタに勝てるなど難しいのではないか。

「…ッ!」

オルタからの強烈な一撃を受け止めきれず、武蔵が吹き飛ぶ。
そのままバランスを崩し、地面に落ちるとゴロゴロと転がって倒れた。

「おい!やべーって!」
「やばいだろうな…武蔵!」

刀を突き立て、再び立ち上がろうとする彼女に大和は声をかける。

「勝機はあるのか!?」
「ないわね…今の…ところ…!」
「そうか。」

助けるのか?
そう思ったが彼はただそれを聞いただけだった。

「聞くまでもないが、助けは?」
「必要ない…だってこれは私の死合ですもの。助太刀もとい邪魔しようものなら…斬る!」
「…な、言ったろ?」

俺の方を見てそう言う大和。
言ったろ?じゃねーよ。お前のサーヴァントがヤバいんだぞ。

「待ちなさい…騎士王!!」

と、こちらに背を向けまたどこかへ歩きだそうとしたオルタを武蔵は呼び止める。

「なんだ?」
「どこへ行くの?まだ勝負はついてないわ!」
「ふん…既に目に見えているだろうに。」

仕方なさそうに振り返り、聖剣を構え直す。
走る武蔵。魔力を放出するオルタ。

「これ以上阻むのであれば…消えてもらおうかッ!!」

聖剣を振るい、そこから魔力を纏った斬撃が飛ぶ。
しかし武蔵は止まらない。それどころかさらに速く駆け出した。

「!」

二刀を振るい、斬撃と斬撃がぶつかり合う。
やっとのことでオルタの斬撃を相殺したとしても、彼女は再び斬撃を飛ばす。
先程よりも強大で、より殺意に満ちたものを

「まだまだぁ!!」

斬る。
なんだろうが斬る。
魔力だろうが斬撃だろうが、斬る。
スピードを緩めず、次第に距離を詰めていく武蔵。
だが

「これで終わりだ。剣豪…!」
「…!?」

その先に待ち構えていたのは、魔力を聖剣にまとわせたオルタ。
聖剣は溢れ出る魔力に包まれ、巨大な剣と化した。
故に、回避など不可能。

「だったら…ッ!!」

振るわれる聖剣。それに対して武蔵は?字に刀をかまえ、

「あえて受け止めるッ!!」

真正面からその攻撃を受けた。

「く…うぅ…っ!!」

苦悶の表情を浮かべ、耐える武蔵。
しかしオルタの表情はさっきから眉ひとつ動かさず、冷たい表情のまま。
さらに無傷であり、対する武蔵は所々ボロボロだ。
誰が見てもわかる。
劣勢だと。
だがそれでも大和は

「…。」

指ひとつ動かさず、その光景を腕を組んで見ていた。

「ああッ!!」

そしてついに武蔵が押し負ける
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