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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
騎士王と剣豪と崩壊世界の夜明けを告げる者
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かを読み上げ、教祖様は職員達に笑顔でそう伝える。

「そうか…なら行けるな?教祖様!」
「ええ、これなら悪魔達を徹底的に潰せる…本当にありがとうございます!」
「お礼なら私達ではなく代表に言ってくださいよ。」

パソコンをいじっていた職員がそう言い、教祖様は窓から地上の光景を見渡す。

「要注意の悪魔に接触禁止の悪魔…纏めて退治して…恋様への手土産にしてやる…!!」

降下準備を整え、彼は覚悟を決めてヘリから飛び降りようとする。その時だ。

「…雷?」

突然、空が暗くなった。
見てみれば暗雲が立ち込め、ゴロゴロと雷の音がする。
するのだが、何かが変だ。

「赤い…稲光?」

時節黒い雲から漏れ出す光。
それは血のように赤く、不気味なものだった。
やがてそれは

「っ!!」
「危ない!!」

ヘリを掠めるようにして落ちる。
赤い雷は騎士王と剣豪の戦う真下へと落ちていったのである。

赤い雷の正体…それは

?

数分前…。

「はああッ!」

交差する刀と剣。
散る火花。
荒れ果て、倒壊したビルがそこら中に倒れている荒れ地にてサーヴァント同士の戦いは始まっていた。

「技量も一級品だな。悪くは無い。だが私の興味は惹かん。」

騎士王と剣豪。
最優のセイバーであり性能もトップクラスの二騎のぶつかり合いはすさまじいものだ。
二刀流で迫る武蔵だがオルタはそんな数的有利をものともせず、聖剣1本でその刀をさばききっている。

「消えろ…!」

魔力を纏わせ、聖剣を振るう。
魔力を使い、己の能力を限界まで強化する。
言っておくが彼女ははぐれサーヴァントだ。
マスターはいない。
なのにオルタは莫大な魔力を用いた攻撃を当たり前のように連発してくる。
さながら映画HFのオルタそのものだ。

「聖杯と繋がってるとか?」
「違うだろうな…あの莫大な魔力は全て、彼女自身が生み出している。」
「マジで?」

大和の赤く染った瞳がオルタを見る。
彼女から溢れ出る黒い魔力の奔流。
それは何の助けもなく彼女が自分で生成してあるものだといった。
さらに

「あの騎士王…あれでもまだ"本気"じゃない。」
「嘘だろ?」

あの武蔵を相手に本気を出していないと?
確かにそうだ。戦いが始まってからオルタは、1度も聖剣を両手で握っていない。
片手で軽々とあしらうように、まるで周囲を飛び回る蝿を払うように
先程も言っていたが、オルタは武蔵に"興味が無い"

「なんとかしないのかよ!?このままじゃ負けんだろ!?」
「横槍を入れるのはダメだ。これは武蔵の勝負。ここで俺が助太刀したとしても機嫌を悪くされるだけだからな。」
「そんなこと言ってる場合かお前!?」

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