第二幕その四
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「お花が咲いたら笹が枯れるんだ」
「そうなんだ」
「それで近所にパンダさんがいるけれど」
「そのパンダさんがなんだ」
「困っているんだ」
「あっ、パンダさんは笹を食べるね」
ボタンも言われてこのことを思い出しました。
「そういえば」
「そう、だから笹が枯れるとね」
「困るね」
「だからね」
それでというのです。
「僕に困ったって言ってくれて」
「それでなんだ」
「相談してくれてね」
それでというのです。
「僕もオズマ姫に連絡してね」
「エメラルドの都に呼ばれたんだ」
「そうだったんだ」
まさにというのです。
「それでなんだ」
「それじゃあ」
「そう、それでね」
今はというのです。
「何とかして欲しいんだ」
「成程ね、オズマ姫はそのことを聞いていたのかしら」
「ええ、お話を聞いてね」
それでとです、オズマはビリーナに答えました。
「それでオジョを都に来てもらってね」
「魔法で一瞬でなのね」
「それでね」
そのうえでというです。
「お話を詳しく聞いて」
「道案内もなのね」
「してもらっているの」
「そうなのね」
「そう、それで笹のことはね」
「何とかなるのね」
「私の魔法ならね」
それを使えばというのです。
「お花は咲いたままでもね」
「笹は枯れないで済むのね」
「パンダさんも困らないわ」
「それは何よりね」
「今は枯れていないから」
だからだというのです。
「ここに来るまでね」
「それまでだね」
「途中の問題を解決するわ」
そうするというのです。
「先に行きながらね」
「何かあるのね」
「実は途中困っている人や壊れた道があるから」
「そうした人を助けてあげて」
「それで道もなおすのね」
「そうするから」
「オジョのお家まで歩いて進んでいくのね」
「そうなの、前から何とかしようと思っていたし」
だからだというのです。
「冒険の旅に出たのよ」
「ただ中華街を訪問するだけじゃないのね」
「それまでにやらないといけないことがあるから」
「オズの国の国家元首として」
「それでなのよ」
「そこまで考えることは流石ね」
まさにとです、ビリーナはオズマのその言葉に頷きました。
「オズマ姫だわ」
「そう言ってくれるのね」
「実際にそう思ったからね」
だからだというのです。
「冒険に出たの」
「そういうことね」
「困っている人を助けて」
そしてというのです。
「道が壊れていればなおす」
「それも政治ね」
「オズの国の皆を幸せにすることが政治で」
それでというのです。
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