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ドリトル先生と牛女
第二幕その十一

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「ゴシップはね」
「真偽を確かめる」
「それが大事だよね」
「インターネットでもそうだけれど」
「まず確かめる」
「それが大事ね」
「世の中には悪い人もいて」
 そしてというのです。
「わざと悪い噂を流すからね」
「ハーストみたいにね」
「日本の多くの出版社や新聞社みたいに」
「もう悪い考えでそうしたことをする」
「そんな人がいるから」
「注意しないと」
 本当にというのです。
「騙されるよ」
「僕達もね」
「そうなるのね」
「そんな悪い噂に」
「そして悪い人達に」
「世の中色々悪い人はいるけれど」
 それでもというのです。
「そうした噂を流す人達は」
「特に悪い人達だね」
「もう言うまでもなく」
「極悪非道っていうか」
「最低最悪かな」
「こうした人にはね」
 先生は悲しいお顔で言いました。
「間違ってもなってはいけないね」
「全くだね」
「若しそんな人になったら」
「天国に行けないよ」
「地獄に落ちるよ」
「そうした人こそ地獄に落ちるよ」
 実際にそうなるというのです。
「本当にね」
「そうだよね」
「噂は真偽を確かめる」
「それが大事だね」
「今は画像もかなり巧妙に造られるから」 
 だからだというのです。
「証拠写真と言ってもね」
「それでもだね」
「まずは確かめる」
「迂闊に信じないで」
「そうしないと駄目ね」
「騙されて後悔しても遅いからね」
 それ故にというのです。
「若しハーストに騙されて日本人を攻撃して」
「そうした人実際にいたよね」
「残念なことに」
「嘘に騙されたとはいえ差別した」
「そんな人が」
「その後で差別を糾弾する人に糾弾されたらどう言うのかな」
 その攻撃した人はというのです。
「騙されていたって言っても反省してもその罪は消えないって言って容赦なく攻撃してくる人が目の前に出て来たら」
「もうその時はね」
「どうにもならないね」
「そうした人に攻撃されても」
「そうされても」
「攻撃してくる人も善人とは限らないしね」
 差別という悪いことをした人を糾弾する人もです。
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