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ドリトル先生と牛女
第二幕その二

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「もうね」
「それだけでね」
「最高に幸せよね」
「誰でもね」
「そうよね」
「些細な幸せも沢山になると」
 それこそというのです。
「物凄いものになるからね」
「そうそう」
「だから先生も僕達も幸せだね」
「ちょっとしたことに最高の幸せを見付けられて」
「それで満喫出来るからね」
「凄くね、僕はいつも満足しているよ」
 今度はケーキを食べながら言います、その美味しさにも皺背を感じています。
「こうしてね」
「学問も出来るし」
「そしてお仕事もいいお家もある」
「それでだね」
「しかも皆がいるからね」 
 尚更というのです。
「これ以上はないまでにだよ」
「幸せなんだね」
「僕達もいて」
「それに王子にトミーもいる」
「だからだね」
「イギリスのサラもご主人も子供達も元気だしね」
 妹さんとそのご家族のお話もします。
「だからね」
「うん、皆元気だよね」
「今も」
「そうだよね」
「そのこともね」
 本当にというのです。
「いいことだよ」
「そうだね」
「またサラさん来日するっていうし」
「そのことも嬉しいね」
「そうだね」
「うん、今度会った時は」
 先生は笑顔で言いました。
「サラの好きな西瓜を出そうか」
「いいねえ」
「日本の西瓜も滅茶苦茶美味しいしね」
「それじゃあね」
「それを出して」
 そしてというのです。
「楽しんでもらおう」
「そうしようね」
「僕達も日本の西瓜を食べて」
「それで楽しもうね」
「是非ね」
 こうしたお話をしてお茶を楽しんでからです、先生はティータイムの後はこれといってやることがなかったので動物園に行きました。
 そこで動物の皆を見て学問に励んでいましたが。
 先生はバイソンを見て言いました。
「大きいよね」
「バイソンって大きいね」
「それもかなりね」
「牛の中でもね」
「うん、ウシ科の生きものの中でも」
 皆にもお話します。
「バイソンは大きな方だよ」
「それでアメリカバイソンとヨーロッパバイソンがいて」
「それぞれ違うんだよね」
「同じバイソンでも」
「そうだよね」
「今僕達が見ているのはアメリカバイソンでね」
 それでというのです。
「隣のコーナーのバイソンがね」
「ヨーロッパイソンだね」
「そうだったね」
「それぞれ違うね」
「同じバイソンでも」
「少し見ただけではわからないけれど」
 それでもというのです。
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