暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第13話『君のしたいことを』
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だって、資源はリサイクルしたいからね。」
「いつ聞いても理解できないな。それより、お前の本当の狙いはなんだ?わざわざワルプルギスの夜を晴人さん達の世界に送って。」
雅はキュゥべえに質問する。
「あなた、どういうこと!?」
ほむらは雅の言葉に驚く。
「暁美さんの情報を頼りに僕は独自にワルプルギスの行方を追っていた。だが、この日本はおろか、世界のどこを探してもその痕跡が半月前から消えている。つまり、何らかの手段でこの世界から姿を消したというわけだ。そして、それと同時期に別の世界で魔女が現れれば、その世界にワルプルギスも移動していると捉えるのが自然な流れだ。」
雅は自身の仮説を説明する。
「その通りさ。僕は君達の世界にあった闇の書の闇の残骸とワルプルギスの夜を使い、最強のファントムを生み出す。あの世界は、宇宙全体のエントロピーの低下のためのエネルギー炉になってもらう。AMFで君の世界移動は妨害させてもらっている。邪魔はさせないよ。」
キュゥべえは雅に目的を話すと何処かへ去って行く。
「闇の書の闇、リィンフォースを利用する気か。何処までも腐りきっているな。とにかく、まずは目の前の件だ。美樹さんから生まれたファントムと魔女を倒さないと。僕は佐倉さんの所へ行きます。」
「そう、わかったわ。」
雅はこれからの行動を説明し、雅はワープのカードを使って杏子の活動拠点に向かう。

その頃、杏子はさやかの死体に魔力を込めて鮮度を保っていた。
「佐倉さん、そこにいましたか。」
「なんだ、あんたか。あんたも、魔女の正体は知っていたんだろう。」
「はい、調べた上でこの世界に来ています。」
「なあ、もうさやかは二度と笑わないんだよな。」
「そうですね。その通りです。」
「じゃあ、私達がしていたことって、かつての仲間を殺して生きていたってことなのか…」
「はい。」
「もう、何が正しいのかわからねえ!」
杏子は叫ぶ。
「何が正しいか、ではありません。佐倉さん、君のしたいことをする。それが、佐倉さんのするべきことだと思います。」
雅は優しく杏子に言う。
「そうか。押してくれてありがとう、と言っておいてやるよ。さやかの件は私に任せろ。あんたは、ファントムの方を任せる。」
杏子は立ち上がる。
「わかりました。任せてください。」
雅も立ち上がり、二人は別方向に向かう。

翌日、杏子はまどかと合流し、廃工場に入る。
「ここだ、ここにさやかはいる。」
「本当にさやかちゃんなのかな?別の魔女の可能性は?」
「いいや、魔力の反応が昨日と同じだ。行くぞ!」
杏子は魔法少女の姿に変身し、まどかと共に結界に進入する。
「見つけたぞ、マーメイド。」
【CHANGE RIDE-DEN−O BELT-】
【ATTACK RIDE-DEN KAME
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