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魔法科高校の氷の異能者
入学式編
入学式
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いな。
 なお、そこに空気をぶった切る形で愛桜が
「あの〜、お二人さん。付き合っているのかどうか知らないけど、人の目があるところで恥ずかしいことしないでちょうだい」
 注意されて、俺と深雪はハッとなり、周りを見てみると、他の新入生たちがヒソヒソと噂話をしていた。
 ほのかは顔を真っ赤にしてあわあわと慌てふためき、雫はほんのり頬を紅くしていた。
 俺は不味いと思い、コホンと咳払いしてから
「まあ、話は変わるが深雪は何組だ?」
「A組です」
「そうか。俺も同じだ。これから1年間は一緒だな」
「はい」
 ああ、深雪の満面な笑みは最高だな。
 心が安らぐよ。
 おっと、このままでは不味いな。
「せっかくだし、このまま、達也の迎えに行こうか」
「はい、そうしましょう」
 深雪も俺の真意を理解してくれたようなので、さっさとここから退散しよう。
 退散しようとした際、勇気を出して話しかけてきた2人の女子生徒がいる。
「あ・・・あのぅ〜」
 俺と深雪は同時に振り返って、深雪が答えた。
「なんでしょうか」
「み、光井・・・ほ、ほのか・・・と言いましゅ」
「ほのか。緊張しすぎ」
「でも・・・雫ぅ〜」
 緊張しすぎて、慌てふためくほのか。
 これには、深雪も少々毒気が抜ける。
 ここは俺がフォローした方がいいよな。
「深雪。彼女たちは入学式で知り合った」
「そうなのですか」
「ああ。今、緊張しすぎて、小動物のようにオドオドしているのが光井ほのか。フォローしているのが北山雫。そして、赤メッシュしているのが火野愛桜だ」
「蒼汰くん。最後の人だけ教えたくないように聞こえますが・・・・・・」
「深雪。不機嫌ですオーラと目を向けるな。後で、わけを話す」
 俺は後で、事情を説明する形で話を収めつつ、
「どうやら、彼女たちは深雪とお友達になりたいのだろう」
「そうですか」
 深雪は呟いてからほのかのもとに歩み寄り、
「私たちとお友達になりたいの?」
 言葉にほのかがパァ〜ッと元気を取り戻した。
 っていうか、効果音が出るくらいに明るくなったな。
「うん」
 元気よく頷き返す。
「そうでしたの、知っておられるのでしょうが、私は司波深雪といいます。深雪と呼んでください」
「私は北山雫。雫って呼んで」
「私もほのかと呼んでください」
 さらに、そこに
「私は火野愛桜。愛桜って呼んで」
 愛桜も割り込む形で自己紹介する。
 ここで俺が
「深雪。赤メッシュのことは無視していいよ。それより、俺たちは達也の迎えに行こうか」
「え、ええ・・・」
 深雪は俺と一緒に達也の所に向かおうとしたが、そこに愛桜が
「おい、蒼汰!! さっきから聞いていれば、なにが赤メッシュだ。あんただって、銀メッシュじゃない!!」
「俺
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