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教師への道を歩む
空港で...
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いた時に何度かスタジエールが来た時があった。その中の一人が木久知だった。


「いや.......大丈夫だと思います。でも...」


「でも?」


「.........でも、桜さんに教わるのは私だけでいいのに...」


「ごめん!最後の方が聞こえなかったんだが....」


「何でもないです!!それじゃ早くお土産を決めちゃいましょう!!」


確かに木久知の言う通りだ。早くお土産を選ばないと迎えが来ちゃうかもしれない。そう思って腕時計を見てみるともう午後の6時になっていた。僕が空港に着いたのが午後の5時だからもう1時間も時が過ぎたという事。6時30分に向かいに行かせる見たいな連絡が来てたから後30分でお土産を買わないといけない。


「本当にそろそろ決めないといけないし本当にどうしよう」


「これ何てどうですか?」


「..饅頭....確かにこれが一番良いかもしれないね。これにしようか」
無難に饅頭にしといた方が多分良いだろう。まあ、日本で買ったのはバレるけど忘れたって言えば良いか。



その後、饅頭を買って店を出ると木久知が待ってくれていた。
「今日はありがとう!木久知が居なかったらずっと悩んでたと思う。本当にありがと!」

「..そんなにお礼を言われると照れます....また、何か困ったことがあったらまた呼んでくださいね!」


「さすがに木久知も店があるんだから気軽には呼べないよ。でも、なんか本当に困ったことがあったら連絡するよ。その時はお願いするね」


「はい!」


「じゃあ、今日はこれで」
僕はそう言うと迎えが待っているであろう空港前に向かって歩き出した。




「今年の宿泊研修には絶対に参加しなくちゃ!」
青年が去った後、密かにそんな決意を固めている一人の女性が居たという。



空港の入り口まで行き迎えの車を探すとその車をすぐに見つかった。だってあんなに目立つ車で迎えに来たら分からないはずがないね。それに運転席にスキンヘッドの男がサングラスをしているものだから周りの人たちも決してあそこには近付こうとしてない。
僕はその目立っている車に一直線で向かい乗り込んだ。


「何でこんな目立つ車で迎えに来たんですか?」


「悪いな。これしか俺には車はないからな」


「それならせめてサングラスを外した方が良いと思いますよ。そのサングラスが余計に怖さを増してますから」
どう考えても「スキンヘッド+サングラス=怖い」に結びついてしまう。


「そうか。俺はかなり気に入っているんだが.....」


「まあ、その話は後でするとして何で堂島さんが僕なんかのために迎えに来たんですか?」
薙切さんのところ
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