第20話 ヴァルハラ星域会戦
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撃は使い所さえ間違わなければ大きな武器となるわけだ。
「ドーラ、主砲発射……撃て!」
ドーラから放たれた光がビッテンフェルト艦隊を呑み込む。
お、一気に半分ほど消し飛んだなwww
ビッテン涙目w
黒色槍騎兵《シュワルツ・ランツェンレーター》恐れるに足らず。
なんかドーラも艦首だけじゃなく艦全体が吹っ飛んで粉々になったように見えるが……そんなの関係ねえ!
敵は混乱状態だ。
この機を逃す手はない。
「ウィルヘルム、ヴィクトリア、ピョートル、カルロス、クイーン・エリザベス、キング・ジョージ、マリア・テレジア、カイザー・カールを前進させ、敵正面に火力を集中させろ!」
高い火力を持つヴィルヘルミナ級戦艦8隻を先頭に猛火を浴びせると、守勢に弱い黒色槍騎兵《シュワルツ・ランツェンレーター》の艦艇は次々と火達磨になっていく。
見ろ、艦《ふね》がゴミのようだ……あれ? この台詞前にも言ったような……。
ラインハルトが『くっ、ビッテンフェルトは失敗した。よもやあんな隠し玉を持っているとは……』とか言ってるのが目に浮かぶぜぇ。
さて、これからどうする?ラインハル…ト……?
(;つД⊂)ゴシゴシ
(゚Д゚;)あれ?
なんかまだ黒色槍騎兵《シュワルツ・ランツェンレーター》が突っ込んでくるんですけど。
それに……あれは、ケーニヒス・ティーゲル!!
くそぅ、ビッテンのくせになんてしぶといんだ!!
そういえば、原作でも結局最後まで被弾すらしなかったなケーニヒス・ティーゲル。
何気にあいつ運だけなら銀河一じゃね?
『怯むな、突撃だ!』
ビッテンフェルト中将率いる黒色槍騎兵《シュワルツ・ランツェンレーター》は全艦艇の7割を失いながらも未だ突撃を止めない。
『この気を逃してはなりません。ビッテンフェルト艦隊に続きましょう』
続いて、キルヒアイス艦隊もビッテンフェルトの空けた穴に続く。
こいつら調子に乗りやがって。
だが、俺の切り札がドーラだけだと思うなよ。
「アドミラル・シェーア、アドミラル・グラーフ・シュペーに主砲を撃てと伝えろ」
アドミラル・シェーアとアドミラル・グラーフ・シュペーは、要するにアースグリムの同型艦だ。
つまり、艦首に大型ビーム砲を備えている。
ドーラやゲルマン砲よりは劣るとはいえ、その威力は大きい。
ボロボロのビッテン艦隊を壊滅させ、その後ろにいるキルヒアイス艦隊にも相応の打撃を与えること間違い無しだ。
2本の光が放たれ、またもビッテンフェルト艦隊に直撃する。
勝ったな!
と思ったが、光が多少治まると俺の瞳にあり得ないものが映る。
ケーニヒス・ティーゲル!!!
な、なんだとぉ!!
傷一つ付いて
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