第20話 ヴァルハラ星域会戦
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
やったのと同じ仕掛けを施してあるからな。
合言葉は『ラインハルトm9(^Д^)プギャーw』。
フヒヒ……これで勝つる!
* * *
<ロイエンタール>
「我々は全軍を以ってオーディンへと向かい、逆賊ハプスブルク大公を撃つ!」
「それは無謀です。敵の戦力は我々を上回り、人材面でも優秀な人材が多い。ここはガイエスブルクに籠城なさるのが上策かと」
ハプスブルク大公との決戦を主張するローエングラム侯と、それを反対するオーベルシュタイン。
このままでは勝ち目は薄い。
そう言いたいのだろう、義眼の参謀長閣下は。
確かに、それも一理ある。
だが、帝都オーデインはハプスブルク大公の支配下にあり、グリューネワルト伯爵夫人の安否は不明。
最悪、人質……ということにもなりかねん。
幸い、今敵は何も言って来ないがな。
しかし、いつ何時、何がどうなるかは分からん。
ならば、人質として利用される前に決戦に持ち込みそこでハプスブルク大公を撃つ。
それしか無かろうな。
敵の戦力が多少不透明ではあるが……。
アルテナでのシュターデンの謎の失踪。
キフォイザーでのナトルプの行動。
結局、あれ以降シュターデン、ナトルプ、ドロッセルマイヤーの3名は貴族連合に再合流していない。
おそらく……いや確実に奴等は最初からハプスブルク大公と通じていた。
貴族連合に与したのは、有り余っている艦隊を引き抜くためか。
抜け目のない男だ。
この分だと、シドー大将やリーガン大将辺りも味方に引き込んでいる可能性が高いだろうな。
丁度都合よくキフォイザーで大量の戦利品を得たことだろうし。
俺やミッターマイヤー、ローエングラム侯がハプスブルク大公やナトルプ、シドー、リーガンに劣るとは思わん。
だが、こちらは貴族相手とはいえ連戦で疲れており、相手は無傷。
その上、質で拮抗し数で上回る……か。
「そうもいかん、あの演説によって民衆の私への支持は急速に薄れていっている。他の貴族共の言葉なら何を言おうとこうは為らなかったのだろうが、ヤツだけは別だ。このままでは、我が軍からも離反者が続出するだろう。そうなれば、如何にガイエスブルクに籠ろうと敗北は避けられん。ここは、ハプスブルク大公に決戦を挑み勝利する意外に道は無い!」
我らがローエングラム侯は決戦を選択したようだな。
それも悪くない。
さて、久しぶりの強敵だ。
俺も楽しませてもらおうか。
* * *
――宇宙暦797年/帝国暦488年 9月26日――
ローエングラム、ハプスブルク両陣営は帝都オーディンのあるヴァルハラ星系外縁部において対峙した。
ローエングラム陣営――9個艦隊10万隻。
ハ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ