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ソードアート・オンライン?もう一人の英雄?
十五話 現実逃避
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最強の男、生きる伝説を知っているだろうか。
ここ、アインクラットにはその生きる伝説がいる。
その男の名は、ヒースクリフ。
僕とキリトのユニークスキルが表に出る前は約六千人の中での唯一のユニークスキル持ちだった。
『で、でも、私みたいなシステムアナウンスを持つプレイヤーも少ないですよ!』
あ、存在感消していたネオがいた。
『話をそらさないでください!』
そう。僕は今、現実逃避をしている。
場所は先日開通した、七十五層の《コリニア》。そこの巨大コロシアムの控室みたいな所だった。
「……ロア。頑張って」
アクが声を掛けてくれる。
そう言えば、読者には説明してなかったっけ。
アスナが来てからのことを……


***********************


「ま、まぁ。落ち着きなよ」
僕はそう言ってアスナをなだめる。
アスナはようやく顔に血の色が戻ってきて、僕等にぽつりぽつりと話し始めた。
要約すると、ヒースクリフが
『血盟騎士団のアスナが欲しければ、君らと立ち会いたい』
的な事だった。
と、言うことで……僕等は今、五十五層のグランザムに来ている。
血盟騎士団の本拠地へと赴く僕等だけど……

作者の諸事情で色々カットするってさ。


「キリト君。欲しければ剣で……《二刀流》で奪いたまえ。私と戦い、勝てばアスナ君を連れていくがいい。だが、負けたら君たちが血盟騎士団に入るのだ」
へぇ。なるほど。ヒースクリフ、なかなかに策士だねぇ……
あれ?ちょっと待てよ?……なんか、やばいこと言ってた気が……
『だが、負けたら君たちが血盟騎士団に入るのだ』
『負けたら君たちが』

『君たちが』

って、ちょっと!何ちゃっかり僕等も入ることになってんの!?
そのことを瞬時に頭の中で考えた僕だけど、キリトが返事をする前に止めなければならない。でも、キリトは口を開いている。
やばい。やばいやばいやばいやばい、やばい!

「いいd「待った!」……?」
キリトの返答にまるで何処かの弁護士かのように大声で待ったをかける僕。
「……ちょっと待った」
ワンテンポ遅れてアクも言う。
「なんだね?ロア君、アク君」
まるで蛇に睨まれた蛙のごとくヒースクリフの眼力に蹴落とされそうになったが、喋っていい許可を貰えているんだ。せっかくなら、最後まで喋るしかない!
「……ヒースクリフ団長、先程の件はキリトがデュエルで貴方に負ければキリトだけじゃなく、僕等も入ることになるんですよね」
そこまで言い終えた時、ヒースクリフは静かに「ほほう……?」と呟いた。
ヒースクリフはバレなければそのまま押し通すつもりだったのだろう。
でも、僕等の人権を侵害されてたまるか!
「……そこで提案がある」
アクが次に喋る。多分、アクに
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