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切り札は二つ
第四章
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 二人でのべつまくなしに食べた。それでだった。
 総一郎はクレープの次にたい焼きを食べつつ富美加に問うたのだった。
「どうするの、これから」
「それは」
 これまで一人で考えていることだが言えないことだった。
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