疾走編
第三十四話 居場所
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いきません。それに彼等は言い方は悪いですがシトレ閣下の手足となって動く方達です。シトレ提督が人事不省におちいるとか、そういう非常時ならともかく、代理指揮が恒常化してしまうといつかは指揮系統に問題が出ると思います。それに、失敗でもしたら代理指揮を命じたシトレ提督の責任問題に発展しかねません。それを望む人は少なからず存在するでしょうからね」
俺の言葉にキャゼルヌ大佐は腕を組んで黙ってしまった。自分でもお節介すぎるかなとも思うけど、いつ自分に降りかかるとも限らない問題だからな…。
「お前さんにそう言われると本当に長官代理が困る局面があるんじゃないかと思ってしまうな」
「いえ、出過ぎた事を申し上げてしまいました、申し訳ありません」
「いや、進言してみよう。一考に値する意見だ」
「そういえば、八艦隊の副司令官はどなたですか?」
「お前さんな、それも知らずに話していたのか…オスマン少将だ」
オスマン…?聞いた事あるな。ああ、原作かアニメのどこかの場面でぶっ倒れた奴か?
「すみません、人事情報はからきし駄目でして」
「それじゃあいかんな、中佐」
「…は?私はまだ少佐になったばかりですが」
「それはEFSFでの功績の結果だろう?中佐への昇進はEFSF分艦隊首席参謀、という配置に見合う為にする為だ。九月には君は中佐になる。おめでとう、中佐」
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