暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga16束の間のひと時〜?ixed feelings〜
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近付いているのを。だからその時が来るまでに身辺整理というか、再確認というか・・・」
「そっか〜。・・・私らの想いはずっと、ルシル君だけのものや。そやから新しい恋人なんて作らへんよ〜♪ ふふふ〜♪ 私らが恋人を作るかどうか不安になってるルシル君。ええ感じに惹かれてくれてるな〜」
はやてが俺の頬を人差し指でツンツンと突いてきたから、「不安になんてなってないが?」と甘んじて指を受け入れながらそう返したら、「うっそや〜。不安そうな顔してたよ。正直になったらどうや〜?」と今度はわき腹を肘で小突いてきた。
「してない」
「してた〜」
「してない」
「してた〜」
「「・・・」」
俺が居なくなった後、はやて達の隣に俺の知らない男の姿。本当はそんなこと考えても仕方ないし、何より祝福すべきことなのに受け入れたくなかった。本当に俺はこの世界が、この生活が恋しいんだな。やっぱり別れたくないな・・・。
「ルシル君・・・?」
「してました。・・・したよ。不安になったよ」
「っ! それは、嬉しい話やな♪」
ギュッと俺の腕に抱き着いてきたはやてに俺は「ありがとう」と礼を言った。きっと俺はリアンシェルトとの再戦ですべてを出し切り、はやて達のことを忘れてしまうだろう。それが申し訳ないのに、俺のことを覚えてくれている人が、想ってくれている人がいる。それが俺の心の支えになっていることを改めて実感できた。勝手な話だがな、それが嬉しいんだ。
(だからどうか、はやて達みんなに幸せが1つでも多く訪れますように)
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