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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga16束の間のひと時〜?ixed feelings〜
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だろう。今の俺が負けるとなれば、相手はおそらくリアンシェルトだ。ガーデンベルグは今回のT.C.事件で確実に救うからな。リアンシェルトはベルカに居る。だからはやて達がわざわざ手を貸すことはないと思うぞ」
「うーん、そうなんか? でも起動直後って、9歳くらいの子どもの姿なんやろ? いくらセインテストのファミリーネームでも通報されかねへんよ? てゆうか、起動時の背格好や年齢設定は共通なん?」
「オーディンの時は大人の姿だったな。世代を経るごとに低年齢化が進み、俺の時は9歳。次代はひょっとすると5歳? 最悪赤ん坊かもしれないな」
もう平然と?を重ねる俺の言葉に、「赤ん坊・・・。ルシル君が赤ちゃんに・・・」と、はやてがうんうん唸りながら何かを考え始めたからアインスが「主・・・?」と声を掛けた。
「ええな。ルシル君の記憶を持った赤ちゃんをお世話するの、なんかそそられるな」
そう言ってニヤっと笑うはやてに俺はゾッとした。そんな未来は100%来ないが、もしそれが実現したとすると、赤ん坊の所為でお世話・子育てという名目でいろいろとされてしまうことになる。食事も風呂もそうだが、トイレが最大の恥辱だ。はやて達にオムツを変えられるなど自殺ものだ。
「と、とりあえず俺とは別人だからと言ってあんまり無茶はしないでくれよ? あと、ショタコンを拗らせないようにな?」
「ショタ・・・!? も、もう! そんなん拗らせへんよ!・・・たぶん」
「たぶんて・・・。ま、そんなことにならないよう、俺の代でセインテストの使命を終えるつもりだ。心配してくれてありがとう、はやて」
「・・・うん」
頭を撫でようかと思ったがはやてももういい歳をした大人の女性、それは失礼になるんじゃないかとふと思ってやめた。後ろからそんな俺の手の動きを見ていたリインが「あれ? ルシル君、はやてちゃんを撫でないですか?」と聞いてきた。
「え、あ、いや・・・」
「ルシル君、私のこと撫でようとしてくれてたん?」
「そうしようとは思ったんだが、はやても25と大人の女性だ。幼少の頃ならまだしも・・・」
「私はいつになっても撫でてほしいなぁ。好きな人に触れられるのは幸せや♪ とゆうわけで、ほらほら、撫でて〜♪」
頭を俺に向けて差し出してきたはやて。彼女にそこまで言われたら断れないだろ。そっと彼女の頭に左手を置き、その柔らかな髪を乱さないようにゆっくりと撫で始めると、「うん。大人とか子どもとか関係あらへん」と小さく笑い声をはやてはあげた。
「気持ちええよ、ルシル君」
「そうか。それは良かったが、続きはあとにしよう。他の局員の目がある」
俺たちが歩いていたのは他の局員も利用する廊下。微笑ましそうに俺たちを眺めながら通り過ぎていく彼らの視線に
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