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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga16束の間のひと時〜?ixed feelings〜
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(本局勤めの昼休みは共通だから時間を合わせやすいが、夕食となると途端に合わなくなるからな)
「そうゆうわけで誘いに来たんやけど、ルシル君とアイリのこれからの予定は? ひょっとしてまだ何かあったりするんか?」
「いやもう終わっているよ。これから帰ろうとしていたところだ」
「うん」
「そっかぁ、それは良かった。・・・あ、シャルちゃんはどないや?」
「あ、ごめん。これからルミナ達とトレーニングなんだ。それに、八神家の集いにお邪魔するのも悪いし・・・」
シャルがはやての側まで近寄り、「
零課
(
わたし
)
が独り占めしてるからね。はやてにもルシルとの時間を過ごしてもらわないと公平じゃないよ」と、俺に聞こえないようにするためなのかどうかは判らないがそう耳打ちしたのが薄っすら聞こえた。するとはやてもシャルの耳に顔を近付けて「おおきにな♪」と礼を言った。
「それじゃわたしはお先に失礼♪ お疲れでした〜♪」
ウィンクしながら敬礼してオフィスから去っていくシャルに「お疲れさまでした」と俺たちも敬礼して、その後姿が見えなくなるまで見送った。
「私らも行こか」
そうして俺たちもレストラン街へ向かう。その道中にはやてが「なぁ、ルシル君」と呼んできたため、隣を歩く彼女を軽く見ながら「ん?」と応えた。
「ルシル君たちセインテストシリーズは、先代が死ぬと新しい個体が製造されるって言うてたやんか」
「ああ」
「その、ルシル君が・・・万が一にも負けて亡くなった後、新しいセインテストの子が生まれるんよね? 私らはその新しい子のこと、どうすればええんかな? も、もちろんルシル君がそんな事になるなんて思うてへんよ! それは信じてる!」
「そんなに焦らなくてもいいって。解っているよ。職業柄常に最悪の事態は想定しておくものだ」
「うん、おおきに。でな、保護した方がええんやろかって話なんよ。ルシル君の記憶も持ってるんよね? 戸籍や財産などはマリアってゆう協力者が用意してくれるようやけど、住む場所とかはどうすればええんかな? ルシル君だって臨海公園で野宿してたし、その子も孤独に野宿なんてことにはしたないんよ」
はやてと出会ったあの日が、俺の起動日だという話をしたのを思い出した。あながち嘘ではないからぼろを出す心配もない。何せベルカ時代からずっと眠っていた俺が目覚めたのがあの日だったからな。体が子ども化していたことにも驚いたが、いきなり何百年も経過していたことにも驚いたものだ。
「そうだったな。随分と昔の話なのに、今でも鮮明に思い出せるよ」
「ふふ、私もや♪」
「で、質問の答えだが、向こうから助けを求められたらでいいんじゃないか? 俺の記億もあるし、金も用意してもらっているからホテル住まいでもする
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