第一章
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ら人に相談することよ」
「人になの」
「そう、例えば目の前にいるね」
「梨香子ちゃんに」
「どんと言ってみなさいよ」
今度は親しげに笑って富美加に言う。
「お金以外のことなら何でもね」
「じゃあ千円貸して」
「はい、駄目」
冗談には冗談で返してそれからだった。梨香子は富美加に対してあらためてこう言った。
「今は夏よ」
「うん、暑いわよね」
「夏には夏の風物詩があるじゃない」
「それを使ってなの」
「そう、彼との仲を進展させたらどうかしら」
「まさかと思うけれど」
富美加は梨香子の言葉に少し怪訝な顔になってこう言った。
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