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水着だけは嫌 
第五章
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た。プルーンもあった。
 そうしたものを飲み食べていると次第にだった。優子の便秘は。
 治った。それと共に便秘になると出る腹もだった。
「びっくりする位に」
「引っ込んだのね」
「はい、嘘みたいです」
 仕事の合間の打ち合わせの時の話だった。優子は志津子に朗らかに話す。
「お腹がj引っ込みました」
「そうでしょ。便秘っていうのはね」
「運動とですね」
「食べ物なのよ」 
 この二つで大きく変わるというのだ。
「そうしたことを改善していけばね」
「治るんですね」
「そうよ。じゃあこれでね」
「水着や下着の撮影もですね」
「いけるわよね」
 志津子は笑顔で優子に話す。
「それもね」
「はい、お腹が出ないのなら」
 腹が出ているアイドルなぞ有り得ない、それにそんな恥ずかしい姿は皆に観られたくない、優子はアイドルとして、そして女の子としてこう考えていたのだ。
 しかしそれが治った。それならだった。
「やらせてもらいます」
「そういうことでね。それにしてもね」
「それにしても?」
「優子ちゃんも意外な弱点があったのね」
 彼女がデビューした時からマネージャーをsしていたがようやく気付いたことだった。
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