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いている間に俺は冷静さを取り戻し、情報を整理し始める。
「それで、アンタは今更ソレをご丁寧に教える為に会いに来たわけじゃないんだろ」
「お察しの通りだ。
ここまでは少しでもお前さんに興味を持たせる為の口実に過ぎねぇ」
ジャケットの男はここまで薄ら笑いを崩すことはなかったが、その目は真剣味を帯びていた。
「俺の目的は、俺個人の問題を解決すること。
そして、お前に勇者を超える新たな力を与えることだ」
一見怪しいこの男が本当のコトを言っている保証もない。が、嘘付いている証拠もない。
少なくとも、さっきまでの宗教の話しと、この国が女王制であるコトについてはラフタリアに確認したから間違いじゃないんだろう。
「……名前、聞かせてくれ」
信用したわけじゃない。だが、俺には少しでも状況を打開するための手札が必要なんだ。
「あんたの名前」
男は最後まで不敵な笑みを崩さず、真っ直ぐ俺の目を見据える。
「……銀城」
盾の勇者の成り上がり2.
The Unknown
────銀城空吾だ
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