第104話
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るのはいつでも”女”だって言われているものね♪)
(まあ、ベルフェゴールの言っている事は決して間違ってはいないわね……)
二人の会話を聞いていたレジーニアは考え込み、ユリーシャは目を輝かして感動し、からかいの表情で呟いたベルフェゴールの念話を聞いたアイドスは苦笑していた。
「……クスクス……私達――――――”女性と関係を持った事で考えが変わる”だなんて、お父様が言いそうな言葉ですわね。」
「う”っ……い、言われてみれば……」
リィンの言葉に一瞬呆けたメサイアはおかしそうに笑いながら答え、メサイアの答えを聞いたリィンは唸り声を上げて冷や汗をかいて表情を引き攣らせながらヴァイスを思い浮かべた。
「―――ですが、私との契約が切っ掛けでリィン様がご自身をもっと大切にする考えを抱くことになったことはよかったですわ。」
「え、えっと……やっぱりメサイアから見ても、俺ってそんなに自分を大切にしていなかったのか……?」
「特別実習や内戦の頃のリィン様を近くで見ていたアリサさん達もそうですが、当時一体どんな無茶をやらかしたのかは存じていませんが黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)時代のリィン様を知るステラさん達も今のリィン様の言葉を聞けば皆さん、口を揃えてこう仰るでしょうね。――――――”何を今更”と。」
自分の言葉を聞いて気まずそうな表情で訊ねてきたリィンに対してメサイアがジト目になって答えるとリィンは冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「リィン様。以前はともかく、今のリィン様の周りには私やベルフェゴール様達を含めた”背中を預ける事ができる頼れる仲間”もいるのですから、もっと私達を頼ってください。私達はリィン様を支える為に”契約”している訳ですし、セレーネさんやエリゼさん、エリスさんにアルフィンさん、そしてアルティナさんや灰獅子隊の方々も間違いなく私達と同じ思い――――――リィン様を支えたいという思いを抱いていらっしゃいますわ。」
「メサイア……ああ……っ!」
そしてメサイアはリィンを優しく抱きしめ、抱きしめられたリィンは呆けた後力強く答えた。するとその時メサイアを愛しいと感じたリィンはメサイアに対して性的興奮をし始めた。
「あら……?もう……リィン様ったら、今夜だけで既に3人も相手をした上その度に何度も出したのに、まだ出し足りないのですか……?」
リィンの性的興奮に気づいたメサイアは苦笑しながらリィンを見つめた。
「す、すまない……」
「ふふ、謝罪は不要ですわ。――――――そういう事でしたら、今夜の最後の相手は私が務めさせて頂きますわね、リィン様……」
その後リィンは第三学生寮で過ごす最後の夜をメサイアと共に過ごした。
翌朝――――――
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