第104話
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「ええ、リィン様は”それでいいのです”…………ですが”告死戦域”の首をそう易々と取れるとは思わない事です。ハッ!」
「セイッ!ハアッ!」
リィンの宣言に対して僅かに安堵の笑みを浮かべて呟いたクルーガーは先制攻撃に鋼糸をリィンに振るって攻撃し、クルーガーの攻撃に対してリィンは太刀を振るって防御した。
「幻夢なる蝶よ――――――」
「これは………」
クルーガーがその場で集中するとリィンの周りに黒き蝶達が現れ、それを見たリィンは驚いた後迎撃の構えをした。
「さあ、お行きなさい!!」
「――――――下がれ!!」
そしてクルーガーが黒き蝶達にリィンに襲い掛かるように指示したその時リィンは孤月一閃の強化技―――無月一刀で襲い掛かる蝶達を切り裂いてクルーガーのクラフト――――――告死蝶を無効化した。
「行きますわよ――――――」
「!」
リィンが蝶達を迎撃している間にクルーガーはダガーで襲い掛かり、クルーガーの奇襲をリィンは間一髪のタイミングで太刀で防御したが
「シャドウステッチ!!」
「くっ!?」
続けて放たれた鋼糸による締め付け攻撃は対処が遅れた為、ダメージを受けた。
「幻夢なる蝶の如く………」
リィンにダメージを与えたクルーガーは全身に怪しげな紫色に輝く蝶を纏って自身の姿と気配を完全に消した。
「……………………」
クルーガーが姿を消すとリィンはその場で目を閉じて集中し
「死線の由来とくとご覧あれ――――――」
「―――心頭滅却、我が太刀は無。見えた!」
「な……ッ!?」
気配と姿を消したクルーガーがSクラフトを発動してリィン目掛けて無数の鋼糸を投擲したその時、リィンは分け身を作ると共に神速のような凄まじい速さでその場から一瞬でいなくなり、Sクラフトを回避されたクルーガーは驚いた。
「――――うおおおおおっ!斬!!」
クルーガーのSクラフトを回避したリィンは分け身達と共に後縦横無尽にかけながらクルーガーに何度も斬撃を叩き込んだ後強烈な威力の回転斬りを放ち
「七ノ太刀・刻葉!!」
「キャアアアアアアアアアア……ッ!?ここまで……ですか………」
そしてリィンが太刀を鞘に収めた瞬間、無数の鎌鼬が発生してクルーガーを切り裂き、全身を切り裂かれたクルーガーは身にまとっていたインナースーツのあちこちが切り刻まれ、更に体のあちこちも斬られた事で血が出血していた。
「ふふっ……まさか……あれを躱されて反撃されるなんて、想定外でしたわ………メサイア様達の助力どころか……”鬼の力”すらも解放せずに、たった一人で私を制圧するなんて、完敗ですわ………」
「………………そ
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