第四章
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向けた。するとブリーフの前の開ける場所から銃身が出てそこから火を噴く。そうして。
その銃撃で暴漢達の額を射抜いた。それで良晴を防いでからまた言う。
「ここはこういう街だ」
「冗談抜きで核戦争後の世界だよな」
「だからこそ俺が雇われた」
世界最強の裏の世界の住人だという彼がだ。とはいってもどう見ても世界最悪の変態にしか見えないが。
「御前を守る為にだ」
「感謝はしてるさ」
「感謝する必要はない」
それはいいというのだ。
「仕事だからだ」
「それでかよ」
「気にすることはない」
また言うブリーフ13だった。
「俺は俺の仕事を果たしているだけだ」
「それだけか」
「そういうことだ。それではだ」
「ああ、もうすぐ旅行も終わりだな」
「それまでは守る。何があってもな」
少なくともブリーフ13には己の仕事に対する責任感があった。そのうえで何があろうとも良晴を守るというのだ。ヨハネスブルグは危険に満ちていた。しかしそれでもだった。
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