第二章 勇美と依姫の幻想郷奮闘記
第70話 訪れる邂逅:後編
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立ち向かえばいい、それだけの事であると。
「話も決まった事だし、先を急ぎましょうか?」
「はい、そうですね」
これにて勇美と依姫はお互いに腹が決まったようであった。後は、このイベントを仕掛けた張本人の元へ向かうだけであるのだった。
そして、一行は再びこの非現実的な空間を練り歩いて行ったのである。
通路とは呼べないような道であったので、これがいつまでも続くのではと錯覚してしまう程であった……が、終わりというものは必ずあるのだ。
「あ、あそこがゴールって事でしょうか?」
「そのようね」
そう二人が言い合うように、ずっと続いていた道に明らかな変化があるのだった。
続く道の先にあったものは、大きな円形のホールのような開けた場所であった。そして、そこから先には道は伸びていなかったのだ。
──ここが最終地点、そう判断して間違いはなさそうだった。
何故なら、極め付きにそこには一つの人影があったからである。そして、その人影はこちらに語り掛けてきたのだった。
「ようこそ私の空間へいらっしゃいました」
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