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とある星の力を使いし者
第5話
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初春になぜ郵便局に来たのか尋ねる。
何でも帰りの電車賃が無くなったらしくお金をおろしにきたらしい。
白井と初春は一旦別れ白井は固法の元に戻る。

「すみません、知り合いがいたもので・・・・」

白井は固法に近づき謝ろうとしたが固法はある客を凝視していた。
そして白井にしか聞こえない声で話す。

「あの男、郵便局に入ってから順番待ちをするでもATMを使うまでもなく局員の居場所や目ばかり窺っているわ。
 人の所有物を勝手に透視するのは気が引けるけど・・・・」

そう言って少ししゃがみ男を再び凝視する。
固法が持っている能力は透視能力(クレアボイアンス)
眼球に頼らず視覚情報を得る能力。
内部が隠れて見えないものを解析したり、遠隔地を見たりできる。
固法はその能力で男のカバンの中身などを透視する。

「カバンの中に工具・・・バール・・・とワイヤー・・・ッ!!」

能力を使い、鞄の中を透視していく。
これだけ聞いていれば何かの作業の帰りなのかそれとも今から向かうのかもしれない。
次に持っている道具を見なければ。
その道具を見た固法は息を呑んだ。

「右ポケットに拳銃。」

それを聞いて白井はその男が強盗に来たのだと思った。
確かに郵便局で局員の動きを確認してさらに拳銃をもってくる輩など大抵は強盗かその類だろう。
固法は局員に伝え白井に避難誘導にを任せるよう指示する。
白井は逮捕しませんの?と固法に提案するが固法は既に風紀委員(ジャッジメント)の手では負えないと判断してこれを警備員(アンチスキル)に任せようとする。
警備員(アンチスキル)
学園都市における警察的組織その一。
次世代兵器で武装した教員で構成されている
超能力を持たないが、暴走した超能力者をも取り押さえられるようかなり強力な武装が許されている。

白井は固法の判断に納得いかない表情をする。
固法は局員にあに連絡しようと呼びかけるが次の瞬間パンッ!!と音がする。
固法がその音の方に見るとさっきの男が拳銃を持っていた。

(クソッ・・・先に動かれた。)

男は局員や客に動くなと命令する。
そして男が局員の方を見ている時、白井はその男に向かって走る。
男が局員の方に向いている時は白井から見て背を向けているのだ。

(訓練通りにやれば・・・・)

まず白井は右足の踵で男の左足のつま先をおもっきり踏みつける。
相当痛かったのか男はすぐさま白井に向けて左手で殴りつける。
しかしそれはあまりに単純な殴りであり白井はそれをかわし男のパーカーの帽子を掴むと同時に左足で男の左足の膝を後ろから蹴りバランスを崩す。
後ろに体重が乗り仰向けに叩きつけられる。
男は拳銃で白井を狙おうとするがすぐさま白井が倒れた男のみ
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