第二章
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は怒って周りに命じた。
「この坊主の頭に熱した鍋を被せよ!」
「な、鍋をですか」
「それをですか」
「そうじゃ、余に意見しようなぞとおこがましい」
やはり顔を真っ赤にして言う。
「その思い上がった頭に仕置きを与えてやる、舌も切れ」
「舌もですか」
「それもですか」
「そうじゃ、舌もじゃ」
これもというのだ。
「余に言おうとするふざけた舌もじゃ」
「切れと」
「そうせよと」
「そうじゃ、二度と喋られぬ様にせよ」
こう命じ実際にそうさせた、このことを見て天下の者達は顔を顰めさせて言った。
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