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女神の下着
第五章

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「ゼウス神ってお年寄りやろ」
「その外見はな」
「白いお鬚が豊かな」
「そうしたお姿やけど」
「あの人めっちゃプレイボーイやん」
 綾乃はそれはとなっている二人にほわんとした雰囲気で話した。
「物凄い浮気してるやん」
「ああ、そやったわ」
「あの神様凄い女好きやったら」
「もう人間でも女神でもニンフでも手を出して」
「子供何人もおるわ」
「しかも美少年も好きやし」
「鷲に化けて攫ったこともあるわ」
 シャーデーと小雪は湯舟の中で話した、今は綾乃もその中にいる。
「まさに手当たり次第」
「そんな神様やったわ」
「そうした神様やさかい」
 まさに筋金入りの遊び人だからだというのだ。
「下着もやねん」
「黒ビキニなん」
「そうした下着やの」
「今はそうらしいで。他にも派手なトランクスとかも」
「穿いてるんかいな」
「オリンポスの主神が」
「そやで。あと何でもゼウス様お顔はお爺さんやけど」
 綾乃はさらに話した。
「お身体は実は」
「ガチムキとか」
「そうなん?」
「そうらしいで、これはオリンポスの他の神様も言うてたわ」
 ゼウスの身体のことはというのだ。
「結婚してたデメテル女神も」
「ってデメテル女神ってゼウス神の前の奥さんやったな」
「確か二人の間にペルセポネー女神がおって」
「それやったらな」
「ゼウス神のお身体も知ってるか」
「ヘラ女神も言われてたで、お顔はお爺さんでも」 
 それでもというのだ。
「お身体は鍛え抜かれてるって」
「それで黒ビキニか」
「それやったら似合うか」
「ちなみに今挙げた女神様達も下着凝ってるで」
 デメテルやヘラもというのだ。
「これがな」
「そやねんな」
「デメテル女神やヘラ女神も」
「下着見た人には容赦なくキン肉バスター浴びせるって言うてるけど」
「どっちの女神さんもか」
「ほんまに容赦ないな」
「そうするって言うてるから下着は何着けてるか教えてくれても」
 それでもというのだ。
「実際に見ると命に関わるで」
「聞く位やとええ」
「そやねんな」
「そやで。そこは気をつけような」 
 綾乃は二人にこう話した、そして今度は自分達の下着の話をした。湯舟の中での下着の話はごく自然な和気藹々としたガールズトークだった。その話を三人で楽しんだのだった。


女神の下着   完


                   2020・3・17
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