第三章
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「そら穿いてへん女神様もおられるやろけど」
「やっぱり少数派やろな」
「下着は着けへんと」
「何かと都合が悪いしな」
「それでな」
その為にというのだ。
「褌でも何でもな」
「着けてるやろな」
「そやろな」
こう二人で話した。
「大抵の神様は」
「女神様もな」
「ほなな」
綾乃は連合の棟梁の座から二人に言った。
「うちが実際に女神様召喚しよか」
「そうしてくれるん?」
「召喚の術でワルキューレ召喚するか」
若しくはという口調で小雪に答えた。
「そうしてな」
「ワルキューレの人達に聞くか」
「そうしよか」
「そういえばワルキューレって女神やったな」
シャーデーはこのことを今言った。
「精霊やなくて」
「そやで、そやからな」
綾乃はシャーデーにも話した。
「召喚してな」
「聞くんやな」
「うちが声聞ける神様は主に日本の神様で」
綾乃は巫女としてそれが出来る神々の話もした。
「他の色々な神話体系の神様の声も聞けるけど」
「ほな色々な神様からな」
「聞けばええんやね」
「そうしてくれたら嬉しいわ」
こう綾乃に話した。
「私としては」
「私もやで」
小雪もシャーデーに続く。
「そうしてくれたら」
「ほな色々来てもらってお話聞くで」
こうしてだった、綾乃は召喚の術を使ったり巫女の力を使って神から直接声を聞くことにした、そしてまずは。
九人のワルキューレ達から聞くと九人共まずは不機嫌な顔になり言った。
「よくそんなこと聞くわね」
「神に着けている下着のことを聞くなんて」
「これまで聞かれたことなかったわよ」
「戦いに勝たせてくれと願われることはいつもで」
「武芸や兵法を教えてくれと聞かれるけれど」
それでもというのだ。
「それでもね」
「着けてる下着のこととか」
「これはなかったわ」
「本当にね」
「よかったら教えて下さい」
シャーデーは明らかに困惑しているワルキューレ達に言った。
「嫌でなければ」
「嫌じゃないけれど」
「これまで聞かれたことなかったから」
「どうかって思っているから」
「正直戸惑ってるけれど」
「じゃあ言うわね」
「はい、どんな下着でしょうか」
シャーデが問うとだった、ここで。
九人共その下着のことを話した、その下着は。
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