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Once upon a dream〜はじまらないはじまりのものがたり〜
10月10日(金) 朝
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「なんかワケわかんないんだけど、選択肢?が出てきて、強制的に告白を了承させられるの…」




「えっなにそれうらやましいいいいぃいいい!!!」




「えっどこが?大嫌いな人種と無理矢理付き合わされるんだよ?拷問でしかないよ」




「お、おお、海月ちゃん言いますねぇ…そんな羨ましい夢…夢?」




 急に友美が黙りこんだ。




「友美?」




「いや、あたしがその夢みるならタダのヤバい妄想ですむんだけど、海月が見る?しかもここ最近?」




「友美自分でヤバいって自覚あったんだ」




「一応ね!?でも海月に言われるとグサッて来るなぁ…。ねぇ、表示されてた日付っていつだって?」




「10月15日。水曜」




「水曜?ちょーど来週じゃん」




「確かに。来週…ですね」




「…ちょっと待って。真面目に聞くね?どんな夢だったって?由路翔は何してた?」




「猫が出てきて、『助ける』『助けない』みたいな選択肢が出てくるの。でもわたしの意思は一切関係ないみたいで、『助ける』が選択されて勝手に猫を助ける。そこにトラックが来て轢かれそうになるんだけど由路翔に助け?られて…」




「テライケメン!!」




「ええ?」




「あ、すみませんほとばしりました、続きをどうぞ…」




「日付が変わって、何日だったかなぁ…11月…にかわって、そしたらなんか告白?みたいなことになって付き合うことになりました。最悪。以上」




「由路翔ファンに殺されるよ?」




「ファンなんているの?」




「いるよ!海月のバカ!夢でもあんなイケメンと付き合えるなんて!心の底から羨ましい〜妬ましい〜」




「友美…六条御息所みたいになってるよ…」




「…ろく?」




「源氏物語で嫉妬のあまり生き霊として顕れる人」




「古典かよ!?ホントもう…そんなとこがかわいいんだけど!」




 友美にがばっと抱きつかれて頭をぐりぐりと撫でまわされる。しかしいつものことなので特に反応もしない。




「面白みがないだけだよ…ちなみにアレクサンドリアの方もきく?」




「海月。さっきは驚きすぎてツッコめなかったけどアレクサンドリアじゃなくて、アレクサンドルね」




「そのサンドルがね…」




「あ、そっちとるんだ」




「あ、でも二人とも結局一緒かも?二択の選択肢が出てくるんだけど、わたしの意
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