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宇宙戦艦ヤマト2199〜From Strike Witches〜
出航編
第1話 遠き星からの使者
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イルを放つ。
21世紀以降、ミサイルや機銃の大型化、ジェットエンジンの性能向上のための大型化によってストライカーユニットはパワードスーツに匹敵する規模となり、両足に嵌めて運用するメインユニットを中心に、ミサイルキャニスターと一体化したシールドや機銃を保持するマニピュレータ、ミサイルや機関砲を装備するハードポイントを備えたバックパックを合わせて装備・運用するのが標準的となっている。しかし逆にそういったオプション装備の重量と慣性の法則を活かした空戦戦術が考案されて以降、ウィッチは引き続き空軍戦力の主役として戦場に立つ事を許された。
魔導通信システムを使った視線誘導によって目標を追尾するミサイルはネウロイに命中し、弾頭の炸裂が核もろとも粉砕する。そのうち数機が反撃してきたが、加藤と美優はただではやられなかった。
「そんなんで墜ちるかよ!」
加藤のヘルメットから猛禽類の羽を彷彿とさせる光の塊が生じ、同時に〈コスモファルコン〉の表面に青白い魔方陣の描かれたサークルが現出する。そして航空機型ネウロイの発したビームを跳ね返し、ハイスピードヨーヨーで背後を取った加藤機は機首の20ミリパルスレーザー機銃を発射。主翼を光速で飛んで来るプラズマの礫に引き裂かれて堕ちていった。
美優もマニピュレータで保持している12.7ミリ三連装パルスレーザー砲を撃ち、ネウロイの核を撃ち砕く。直後に再び砲声が轟き、狼狽していたガミラス空母を戦艦の残骸が撃ち抜いて撃沈したと同時に空戦は僅か2分足らずで終わり、落ち着く暇を得た加藤は、丘の上で手を振る2人の人影を見つけた。
「あいつら…」
『ともかく、救援部隊に出動を要請しよう。スパロー1よりオオスミ・コントロール、墜落した〈コスモゼロ〉パイロット2名を目視。救援機の派遣を要請する』
美優が防空司令部に連絡を飛ばし、4機はその場から飛び去って行く。その一方で真下では、古代達が目前で起きた光景にただ茫然となっていた。
「…生きていた…?大昔の軍艦が…?」
古代はただそう呟きながら、主砲を二度も撃って敵艦の撃沈を確認するかの様に再び沈黙した戦艦の残骸を見つめた。
これが、彼らとこの先旅を共にする艦の、最初の出会いだった。
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