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GATE ショッカー 彼の地にて、斯く戦えり
間章3 闇にうごめく征服者
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のだ……なんというか、その…かっこ悪いだろ」


ヒトラーは溜息をつく。
自分を蘇らせてくださった大首領様には感謝してもしきれないし、改造人間となった今の身体を誇りには思っている……だが―。


「もっとカッコいい動物が良かったなぁ。鷲とか狼とか……」


ヒトラーは改造されてからこの数十年ずっと素体に関する不満をグダグダと垂れ流していた。最初こそ親身になって聞いていた部下達も何度も見たこのやり取りにイライラし、素っ気ない返事をするようになっていた。


「そんなのありふれてるじゃないですか。ヒトデくらいの方が個性が出てていいと思いますよ……」
「そうそう、総統閣下にはヒトデがお似合いですよ」


ピキッ


部下達の返事に空気が凍りついた。
部下達が気づいた頃には遅かった。
ヒトラーの表情を見ると無表情ではあったが苛立ちからかぷるぷると震える手でメガネを取る。

部下達の適当な返事に怒っているのは明らかだった。



(((あ、やべぇ。いつものやつだ)))


その場にいる誰もがそう思った。
ヒトラーのこの一連のメガネを取る動作は苛ついた時、それも噴火寸前の時にする動作だった。


「余の素体に賛成な奴は残れ……」


空気を読める者達はゾロゾロと部屋から退室する。残ったのはいつものメンバー…ヨードル、カイテル、クレープス、アンポンタンことブルクドルフである。


「またお前らか!!いつもいつも余をイライラさせおって!こんなに余を怒らせるのはお前らとシュタイナーぐらいなもんだ!!大ッ嫌いだ!!」


「総統閣下、一体何が不満なんです!?改造人間ですよ!素体なんか気にしてどうするんです!?」


「うっさい!!大ッ嫌いだ!!ヒトデの怪人なんかパッとしないからな!!あいたたバァーーカ!!」


ヒトラーは勢いに任せてペンを机の上に叩きつける。


「ちくしょーーーめーーー!!!」


そして机をバンバンと叩きつけながら叫び続ける。
そしてその怒りはやがてヒトラーの上司となった1人の人物へと向かう。


「大体、何だ!?アポロガイストの奴!!大幹部だからと偉そうに!!何の説明も無しに余をこんなところに送りやがって!!!
アホかいねッ!!ヴァーカ!!それに聞くところによると余の素体をヒトデにするように命令したのもアヤツだというじゃないか!!!It,s判断力足らんかったぁ〜!!
大幹部じゃなきゃアヤツを粛清しとるわ!そう、スターリンのように!!!」


ヒトラーはオーバーなジェスチャーでアポロガイストへの不満を語る。
そして天井を見上げて―


「そう思うだろ!!柴田さんッ!!」


柴田さんとはヒトラーが蘇生後に仲良くなっ
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