推しを語るとどうなる?喉が枯れます
[8]前話
「( ゚д゚)ハッ!・・・知ってる天井だ・・・普通か」
目が覚めるとそこは自身の部屋でボケを言い、起き上がると身体に違和感を感じ見ると両手が縛られていて辺りを見わたし犯人を捜そうとするとその人はいたのだが・・・
「・・・」
「あのぉ・・・!」
目の前にいる犯人ことクリスに声を掛けるがクリスのいる位置に気付き言葉を詰まらせる。
今彼女がいるのは本棚、そしてそのうちの一冊を読んでいる。
・・・そう、問題はその本簡単に言えばそれは少年がコミケで購入した同人誌タイトルは
『剣と銃の恋愛事情』
つばクリ本である。
「なっ・・・あぁ・・・」
「あっこれはやばい、あっ俺縛られてるんだった」
「アタシはこんな恥ずかしい事はしねえよ!」
「いや!これは想像で作ってるものでしてグヘェ!!」
ワナワナと震えだしたクリスを見て身構えようとするが縛られている為なにもできずに頭部にゲンコツを喰らう。
「っつう〜・・・」
「なんだよこの本は!アタシと先輩が・・・そ・・・その・・・」
顔を真っ赤にしてモジモジしだしたクリスにめっちゃ可愛いと思ったのだがグッと堪えようと
「やっべぇめっちゃ可愛い!」
「っ!うっせぇ!」
「あぁ!しまったぁ!ノブァ!」
堪えようとした気持ちはどこ行ったのか素直に言ってしまい、再度ゲンコツを喰らわせられる。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・話が進まない・・・」
「・・・進みたいのなら殴るのをやめてもらっていいですかねぇ!?」
「お前があんな恥ずかしいセリフ吐くからだろ!?」
「俺は素直に言ったまでだし!大好きな推しキャラがんな事したら可愛いに決まってんだろ」
「まだ言うか!この変態!」
「いくらでもいえるぞこのかわいこちゃん!後ありがとうございます!」
「コイツ!・・・その辺のナンパ男よりたちが悪い」
「これぐらいなら30分は語れるぞ!」
「まだ言うつもりなのかよコイツ!」
そう口論して30分経過・・・
「・・」
「・・・」
言い合い続き二人は互いに疲れ、激しく息切れをしていた。
「・・・雪音さんやい・・・」
「・・・なんだよ・・・まだやるのか?」
「とりあえず、この話止めません?疲れたし、それに雪音さんがいる状況もホントにさっぱりわからないんです・・・」
「・・・わかった・・・」
疲れ切った二人はちゃんと本題に入ろうお互いに納得し話をやめてとりあえず休んでから話し合うことにしました。
「・・・できるならこれも外してください」
「ダメに決まってんだろ」
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